エチケット・マナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 01:50 UTC 版)
国・地域によってまちまちであり、一概には言えないが、以下のような意見・考え方が挙げられる。 握手は原則「右手で」という意見(完全に右手のみに限った握手が行なわれているインドなど左手を不浄とする地域はもちろん、他地域でも)。そういった地域で左手で握手をすると「相手を嫌う・嫌っている」という意味もあるという。 握手のときは「相手の目を見るべき」という意見(サングラスの着脱の是非も)。 握手のときは「手袋は外すべき」という意見(礼装の女性は、食事時以外は手袋を外さなくてもよい。オペラグローブは、握手の時に手だけを出せるよう、掌側手首に大きな穴が開けてある)。発展して帽子の着脱の是非も指摘されることがある。 下の者から上の者に対して握手を求めるのは、マナーに反するという意見。男性から女性も同様だが今日のビジネスの場ではよしとする意見もある。ただし、イスラームの習慣では、男女の握手は原則無し(会釈で済ませる)と言われる。 西洋のマナーブックにおける正しい握手の仕方は以下のとおり。 相手と間合いをおいて立つ(距離は手を伸ばして届くか否かのぎりぎり) 相手の目を見つつ、半歩踏み出すと同時に手を差し出し握手を求める 終わったら元の立ち位置に戻る。握手してから手を離すまで相手から目を逸らさない なお、握手するときの圧力・時間の度合いは、相手へ感情を表すのに使われる。強すぎ・弱すぎ、長すぎ・短すぎも誤解を招く可能性がある。勢いあまって爪を立ててしまう懸念もある。 また、左手の仕草も印象を左右しかねない(ポケットに突っ込んだままなど)。 日本人との握手 日本人は、握手の際に頭を下げてお辞儀する習慣が出てしまう事が多いという意見がある。しばしば、日本人をコミカルに描くときに使われる(上記のとおり、これはマナー違反)。 握手を求められた際に、アピール込みで自身の衣服で手を拭ってから握手をする人もいる。 また、握手の習慣がある国から来た外国人が日本に来た時に、挨拶の習慣で出した手の置き場に困り(相手が外国人の習慣として握手する習慣の知識や習慣が無い場合)、頭をかくなどの行為をとってしまう場合がある。
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