ウヴス・ヌール
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オブス・ノール(モンゴル語: Увс Нуур、ロシア語: У́бсу-Нур、トゥヴァ語: Успа-Хөл)は、モンゴル国最大の湖。日本ではオブス湖とも表記される。海抜759 m、面積3,350 km2。その北東部は、ロシア連邦のトゥヴァ共和国に含まれる。湖岸の最大の集落は、オブス県の県庁所在地オラーンゴムである。この塩分の濃い浅い湖は、かつて数千年前にこの一帯にも海が広がっていたときの名残である。流入河川にはテス川などがあり、流出河川はない。
- 1 ウヴス・ヌールとは
- 2 ウヴス・ヌールの概要
- 3 オブス・ノール盆地
- 4 世界遺産
- 5 出典
ウヴス・ヌール盆地
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「ウヴス・ヌール」の記事における「ウヴス・ヌール盆地」の解説
ウヴス・ヌールは、およそ700,000 km2 に渡って広がるウヴス・ヌール盆地の中心に位置しており、ユーラシア大陸において、自然のままのステップが良好に保存されている地域となっている。同時に、世界で最も北にある砂漠と、世界で最も南にあるツンドラが並存する場所ともなっている。 この盆地には、ウヴス・ヌール以外にも、ウレグ・ヌール(ウレグ湖、海抜1,450m)をはじめとするより小さな湖がいくつかある。これらの湖が中央アジアの内海の北にあることは、渡り鳥にとって重要である。 盆地はシベリアと中央アジアにとって気候上も地理上も境界になっていることから、気温は夏は47度、冬は−58度と、非常に極端である。そのような厳しい環境にもかかわらず、絶滅危惧種のユキヒョウ、アルガリ、アジア種のアイベックスなど41種の哺乳類や、173種の鳥類が棲息している。 反面、人口密度は低い。産業の欠落や、遊牧を主とする周辺住民の伝統にとってあまり寄与する環境ではなかったことなどがその原因だが、かえってそのおかげで周辺の環境は手付かずに残されることになった。
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