イージス・アショア
英語:Aegis Ashore
地上(陸上)に配備されるイージスシステムの呼び名。イージス艦が搭載する迎撃システムを、艦艇ではなく地上の設備として設置したもの。ちなみに「アショア」(ashore)は岸、浜、陸地といった意味の英語。
イージス・アショアはイージス艦のミサイル迎撃システム部分をそのまま陸上に移設した形となるため、1基あたりの設置コストは抑えられ、ミサイル迎撃能力はイージス艦と同等、艦艇の運用や整備が不要となる分だけ迎撃態勢に移れる時間が多くなる。地上に据え置かれるため移動できないという難は生じるが、迎撃可能な範囲はTHAADよりも広いとされ、少数でも広範囲をカバーできるという。
2017年8月半ばには、いわゆる北ミサイルの脅威の高まりを背景に、防衛省がイージス・アショアの導入に踏み切る方針を固めたと各メディアが報じている。
イージス‐アショア【Aegis Ashore】
イージス・アショア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 20:28 UTC 版)
イージス・アショア(英: Aegis Ashore[1][2])は、イージス弾道ミサイル防衛システムの陸上コンポーネントである[3][4]。
- ^ a b LOCKHEED MARTIN, Aegis Ashore
- ^ 「Ashore」とは「陸上の」という意味。
- ^ “イージス・アショア 配備停止 極秘決定はなぜ?”. NHKニュース. (2020年6月25日) 2020年6月25日閲覧。
- ^ “ナレーションなしは余白も響く”. 産経ニュース (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “イージス・アショアの配備に関する河野防衛大臣臨時会見”. 防衛省 (2020年6月15日). 2020年6月24日閲覧。
- ^ “新たなミサイル防衛システムの整備等及びスタンド・オフ防衛能力の強化について 2020年12月18日閣議決定 (PDF)”. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “「イージス・システム搭載艦」は本当にベストな選択か? イージス・アショア代替問題”. 乗りものニュース. (2021年1月4日) 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b c d “The SPY-7 Hybrid Defense Security Cooperation Project with Japan Completes Initial Engineering Demonstration of Capability” (英語). 2021年3月24日閲覧。
- 1 イージス・アショアとは
- 2 イージス・アショアの概要
- 3 登場作品
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