インドア・タンブレロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:43 UTC 版)
インドア・タンブレロは、1930年代ごろに始められ、1950年代に盛んに行われた。正式な競技として確立したのは1934年で、戦後には、ミラノ、ローマ、ジェノバ、ボローニャ、フィレンツェなどの都市部の公共施設で行われている。1980年代に、アウトドア・タンブレロの人気が天候の悪い冬季に下がることを危惧したイタリア協会が、大々的にインドア・タンブレロのプロモーションを行い、1987年頃から冬季のタム競技として、広く行われている。 インドアのルールはアウトドア・タンブレロの応用で、コートの広さは、他のインドアスポーツとの兼ね合いのためアウトドア・タンブレロよりかなり小さいサイズとなっている。(図1参照)。大きさは地域によって異なるが、典型的には34m x 16mで競技する。センター・ラインから両サイドに向かって2mのところにセンター・ラインと平行にサービス・ラインが引かれ、サーバーは相手コートのサービス・ラインを超えるサーブを打たなくてはならない。 直径28センチのバット(タンブレロ)を使用し、ボールを相手のコートに打つ。使用されるボールはアウトドア・タンブレロより軽く、子供用のテニスボール(テニスボールより若干軽い)が用いられる。ネットは使用せず、ルールはアウトドア・タンブレロに準じる。13ゲーム(又は18ゲーム)を先取したチームが勝利する。 各チームの選手は3人(左右サイド前衛のアタッカー2名と、センターバックのディフェンダー1名)から構成される。センターバックがバッター(サーバー)を兼ねる。選手の典型的なフォーメーションは、図2を参照。
※この「インドア・タンブレロ」の解説は、「タンブレロ」の解説の一部です。
「インドア・タンブレロ」を含む「タンブレロ」の記事については、「タンブレロ」の概要を参照ください。
- インドア・タンブレロのページへのリンク