インドカリン属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 07:16 UTC 版)
シタンと呼ばれる種がいくつかあるが、シタンをツルカイサチ属に限定する場合は除外される。系統的には、ツルカイサチ属に(同連であるという以上には)特に近縁ではない。 シタン属とも呼ばれるが、誤りとする主張もある。 コウキ(コウキシタン、レッドサンダルウッド、red sanders、red sandalwood) Pterocarpus santalinus インド南部産。和名「シタン」が当てられる種の1つであるが、それは誤りだとする主張もある。一方で、(シタンをツルサイカチ属とする資料でも)広義のシタンに含められることがある。三味線の棹などに使われる。 カリン(インドシタン、ヤエヤマシタン) Pterocarpus indicus インド・東南アジア産。台湾や沖縄県にも産す。 オオミカリン(カリン、本カリン) Pterocarpus macrocarpus 東南アジア産。インドカリン属 Pterocarpus。ツルサイカチ属以外では例外的に、仏壇に紫檀と表示することが認められている(資料では「カリン」とされているが本種のことである。カリン Pterocarpus indicus は同属別種だが、もともとカリンは本種も含んでいた)。
※この「インドカリン属」の解説は、「シタン」の解説の一部です。
「インドカリン属」を含む「シタン」の記事については、「シタン」の概要を参照ください。
- インドカリン属のページへのリンク