イギリス南アフリカ会社とは? わかりやすく解説

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イギリス南アフリカ会社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 16:11 UTC 版)

イギリス南アフリカ会社
British South Africa Company
元の種類
公開会社
業種 採鉱、植民地企業
その後 合併
前身 中央探求協会、探検会社
後継 チャーター・コンソリデイテッド社
設立 グレートブリテン及びアイルランド連合王国 ロンドン (1889年 (1889))
創業者 セシル・ローズ
解散 1965年 (1965)
本社
ロンドン
イギリス
事業地域
南部アフリカ地域
南アフリカ連邦
ボツワナ
ローデシア
ザンビア
にあたる地域
主要人物
セシル・ローズ (創設者)
親会社 Charterland and General Exploration and Finance 

イギリス南アフリカ会社(イギリスみなみアフリカがいしゃ、英語: British South Africa Company, 略称:BSAC)は、南部アフリカ地域の貿易を目的に設立されたイギリス国策会社

歴史

イギリス東インド会社をモデルとし、イギリスの政治家セシル・ローズによって中央探求協会 (Central Search Association) と探検会社 (Exploring Company Ltd) の合併によって勅許状を受け1889年に設立。ローズはアフリカ分割の一部として、南部アフリカから中央アフリカ地域の植民地経営と経済的搾取を進めることを目的とした。会社は1894年には南東アフリカ地域の広大な土地を傘下におさめ、セシル・ローズの名にちなんで、「ローデシア」植民地と命名した。

1899年、セシルは自らの手によるマショナランド鉄道とローデシア鉄道を併せてローデシア鉄道トラストを組成した。イギリス南アフリカ会社はトラスト株式の約85%を所有した。このトラストはすべての鉱山利権を下付する当局でもあった。

1964年には鉱山採掘権をザンビアに譲渡せざるを得ず、その翌年、イギリス南アフリカ会社は中央鉱業投資会社 (Central Mining & Investment Corporation Ltd) 及び連結鉱業選択会社 (Consolidated Mines Selection Company Ltd) と合併し、アングロ・アメリカン社 (Anglo American plc) がその約1/3の株式を所有するチャーター・コンソリデイテッド社 (Charter Consolidated Ltd) となった。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク


イギリス南アフリカ会社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/11 20:37 UTC 版)

ジョセフ・トムソン (探検家)」の記事における「イギリス南アフリカ会社」の解説

イギリス政府が、「ザンベジア (Zambezia)」と称されていた、後のローデシア現在のジンバブエザンビア領域)から、北はアフリカ大湖沼に至る地域領有主張していた1890年ケープ植民地首相セシル・ローズは、トムソン雇い入れザンベジ川北側探検し勅許会社であるイギリス南アフリカ会社の代表者として先住民首長たちと条約結んで鉱業権確保する任務にあたらせた。この任務での遠征中、トムソン一連の重要な条約結んだが、天然痘がこの地域蔓延しはじめたため、最終的な目的であった、イエケ王国英語版)のムシリ(英語版)王の宮廷滞在していたアルフレッド・シャープ(英語版)に会いシャープ支援して鉱物資源豊富なこの地域をザンベジアに編入する条約を結ぶ、という目論見を果たすことはできなかった。トムソン役割は、布、火薬その他の贈り物持参して、ムシリに好印象与えるというものだった。しかし、これらの贈り物到着しなかったために、シャープ拒絶され1年後にウィリアム・ステアズ大尉英語版)が率いた遠征隊 (Stairs Expedition) が、トムソンが再びカタンガ目指し競合していると思い込んだ状況で、ムシリを殺害しカタンガベルギー王レオポルド2世譲り渡したトムソンは、ステアズ遠征のことを知らないまま、イギリス政府から現地へ向かわないよう指示されていた。

※この「イギリス南アフリカ会社」の解説は、「ジョセフ・トムソン (探検家)」の解説の一部です。
「イギリス南アフリカ会社」を含む「ジョセフ・トムソン (探検家)」の記事については、「ジョセフ・トムソン (探検家)」の概要を参照ください。

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