イギリス勢の台頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 02:10 UTC 版)
「F1世界選手権の歴史」の記事における「イギリス勢の台頭」の解説
1950年代後半にはイタリアの自動車メーカー系コンストラクターに代わり、イギリスの独立系コンストラクターが躍進した。多くは「バックヤード・ビルダー(裏庭のガレージが作業場のレーシングカー製造者)」と呼ばれる小規模チームであったが、優れたシャーシ設計技術によりF1界の中心勢力となっていく。量販型コヴェントリー・クライマックスエンジン(元は消火用ポンプのエンジン)の登場もイギリス勢の追い風となった。 1958年にはヴァンウォールが初施行されたコンストラクターズ選手権の初代王者となり、ドライバーズ選手権もフェラーリ所属のマイク・ホーソーンが制した。また、「無冠の帝王」と呼ばれたスターリング・モスはイギリスの国民的ヒーローとなった。 1959年、1960年は独自のミッドシップマシンを熟成したクーパーがトップランナーに躍り出て、ジャック・ブラバムを擁しドライバーズ・コンストラクターズ選手権を連覇した。ミッドシップ革命は他チームにも波及し、アメリカのレース界にも影響を与えた。 表 話 編 歴 F1世界選手権レース (1950-1959) ― 後 » 1950 GBR MON 500 SWI BEL FRA ITA 1951 SWI 500 BEL FRA GBR GER ITA ESP 1952 SWI 500 BEL FRA GBR GER NED ITA 1953 ARG 500 NED BEL FRA GBR GER SWI ITA 1954 ARG 500 BEL FRA GBR GER SWI ITA ESP 1955 ARG MON 500 BEL NED GBR ITA 1956 ARG MON 500 BEL FRA GBR GER ITA 1957 ARG MON 500 FRA GBR GER PES ITA 1958 ARG MON NED 500 BEL FRA GBR GER POR ITA MOR 1959 MON 500 NED FRA GBR GER POR ITA USA
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