イギリス占領下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 14:38 UTC 版)
1942年から1943年にかけて、トリポリタニアとキレナイカはイギリス軍、フェザーンはフランス軍に分割統治された。1949年5月にイタリアを交えた3国でリビアを国連信託統治領として分割する提議がなされたが、国連総会で否決された。 大戦中、イドリース1世はサヌーシー教団を率いて連合国側として参戦し、見返りとしてイタリアからの独立の約束をイギリスと結んでいた。1949年6月、イドリース1世はキレナイカ首長国(英語版)の独立を宣言した。しかし、実態はイギリスとの協定により、外交・国防・対外貿易の権限をイギリスに委ね、イギリスに軍事基地を提供する傀儡国家だったため、アラブ諸国をはじめとした国際社会の反発を招いた。同年12月に国連総会でリビアを統一して独立させる決議が行われた。
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