アーク灯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 04:09 UTC 版)
喜八郎は東京電燈に出資した一人で、「電灯がどういうものかを庶民にも知ってほしい」との思いから、大倉本館2階に発電機を置き、建物前(中央通り)に電灯を建てた。その明るさは人々を驚かせ、当時一躍東京の名物となった。この電灯が銀座から消えた時期はわかっておらず、関東大震災時とも戦時中ともいわれている。 1956年(昭和31年)、銀座の歴史遺産を復活させる機運が高まり、初代の記念灯と同じ場所に建てられ、72年、86年と老朽化のたびに建て替えられた。2012年(平成24年)には3代目が撤去されたが、東日本大震災から間もない時期であったため、地域の活動として東京電力から協力が得られず、4代目はつくられないままだった。しかしながら、今回新しい大倉本館のオープンにあたり建設当時の灯のデザインで忠実に再現されることになり、2016年9月26日夕に点灯式が開かれた。設置された4代目は銀座の商店でつくる銀座通連合会が中心となり復活させたもので、高さは11メートル60で、歴代では初めてLED照明が採用された。
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