鋼管
アーク溶接鋼管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 06:55 UTC 版)
鋼帯や厚板をアーク溶接して管に加工した物の総称。どんな素材をどのように加工するかで、さらに幾つかの種類に分類される。JISでは製法記号として「A」が指定されている。 UOE鋼管 厚板を特殊なプレス機で「U」次いで「O」字状に整形して、接合部をアーク溶接した後、内側からエキスパンダーで拡張(E)して所定の寸法に仕上げた鋼管。直径1500mm前後まで製造可能で、大径管としては寸法精度が良好。比較的大量生産向き。 スパイラル鋼管 鋼帯を引き出しながら螺旋状に整形し、両幅をアーク溶接した鋼管。螺旋の巻き方を緩やかにすることで、理論上はどんなサイズの管でも製造できる。ビード長が長く、また螺旋状に発生するため、美観を求める用途には適さない。大量生産に向いており、主に土木用に用いられる。 板巻鋼管 厚板を巨大なロールやプレス成型で円筒状に整形して、両幅をアーク溶接した鋼管。基本的に小ロット生産で生産性は低いが、製造可能範囲内なら柔軟な寸法設定が可能。大径厚肉品など特殊な管の製造に用いられる。
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