アヴァロンの霧とは? わかりやすく解説

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アヴァロンの霧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 18:29 UTC 版)

アヴァロンの霧
The Mists of Avalon
著者 マリオン・ジマー・ブラッドリー
イラスト Braldt Bralds
発行日 1983年1月
発行元 Alfred A. Knopf
早川書房
ジャンル ファンタジー小説
アメリカ合衆国
言語 英語
形態 単行本、Audio-CD
ページ数 876ページ
前作 『アヴァロンの乙女』(Lady of Avalon)
次作 『アヴァロンの女司祭』(Priestess of Avalon)
コード OCLC 8473972
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アヴァロンの霧』(アヴァロンのきり、英語: The Mists of Avalon)は、マリオン・ジマー・ブラッドリーによるアメリカフェミニズムファンタジー小説である。またはそれを原作としたテレビドラマ作品。

本作は「アーサー王物語」をアーサー王の異父姉であるモーゲンの視点から描いた歴史的なファンタジー作品。日本では1988年4月から1989年1月までに早川書房ハヤカワ文庫)より文庫4冊で発売された。ローカス賞 ファンタジイ長篇部門受賞。

ストーリー

登場人物

モーゲン(Morgaine)
イグレインコーンウォール公爵の娘であり、不思議な魔法・透視の力を持っている。
アーサー王(King Arthur)
イグレインとウーゼルの息子。
モードレッド(Mordred)
モーゲンとアーサーの息子。
モルゴース(Morgause)
モーゲンの母(イグレイン)の妹。野心の持ち主でモードレットと共にアーサーを倒そうと画策する。
ランスロット(Lancelet)
円卓の騎士の一人。ヴィヴィアンの息子。
ヴィヴィアン(Viviane)
湖の乙女と呼ばれるアヴァロン島を治める大祭司で大地の女神に仕えていた。イグレインとモルゴースの姉妹である。

書誌一覧

テレビドラマ版

2001年7月以降、アメリカのTNTより製作・放送された全8話のTVミニドラマ。ほぼ原作を忠実に再現している。作品自体高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (ミニシリーズ部門)にノミネートされ、第7回クリティクス・チョイス・アワードを受賞した作品である。

日本ではNHKのBS2(NHK-BS2)で深夜に前編・後編を分けて放送された。

キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
モーゲイン ジュリアナ・マルグリーズ 野沢由香里
ヴィヴィアン アンジェリカ・ヒューストン 藤田淑子
モーゴース ジョーン・アレン 金野恵子
グィネヴィア サマンサ・マシス -
イグレイン キャロライン・グッドール 弥永和子
アーサー エドワード・アタートン 関俊彦
ランスロット マイケル・ヴァルタン 森川智之
マーリン マイケル・バーン -
モルドレッド ハンス・マシソン 川島得愛
ウーゼル マーク・ルイス・ジョーンズ -
コーンウォール クライヴ・ラッセル -

スタッフ

  • 監督:ウーリ・エーデル
  • 製作:ギデオン・アミール、ベルント・アイヒンガー
  • 脚本/原案:マリオン・ジマー・ブラッドリー、ギャヴィン・スコット
  • 衣装デザイン:ジェイムズ・アシェソン、カルロ・ポッジョリ
  • 撮影:ヴィルモス・スィグモンド
  • 音楽:リー・ホールドリッジ
  • 美術/プロダクション・デザイン:ジェイムズ・アシェソン、ロジャ・マウス

日本での放送局

放送局 放送期間 放送曜日 時間
NHK-BS2 2004年8月21日(前編)
2004年8月22日(後編)
土曜日 深夜03:00 - 04:35
日曜日 深夜03:00 - 04:35
スーパー!ドラマTV 2007年5月1日(前編)
2007年5月2日(後編)
水曜日 13:00 - 14:35
スーパー!ドラマTV(再放送) 2007年5月30日(前編)
2007年5月31日(後編)
水曜日 19:00 - 20:35
木曜日 19:00 - 20:35

関連項目


アヴァロンの霧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:31 UTC 版)

マリオン・ジマー・ブラッドリー」の記事における「アヴァロンの霧」の解説

詳細は「アヴァロンの霧」を参照 アーサー王伝説ベースに、『妖精モーゲン』の視点から物語を見つめ直したフェミニズムファンタジー小説女性中心土着信仰新し信仰侵蝕されていく古い世界と言う作者独特のモチーフを、地球上伝承題材を採ることでより明確に表現した作品。 『異教女王』 - ハヤカワ文庫早川書房(以下同じ)、岩原明子訳、1988年) 『宗主の妃』 - ハヤカワ文庫岩原明子訳、1988年) 『牡鹿王』 - ハヤカワ文庫岩原明子訳、1988年) 『円卓の騎士』 - ハヤカワ文庫岩原明子訳、1989年

※この「アヴァロンの霧」の解説は、「マリオン・ジマー・ブラッドリー」の解説の一部です。
「アヴァロンの霧」を含む「マリオン・ジマー・ブラッドリー」の記事については、「マリオン・ジマー・ブラッドリー」の概要を参照ください。

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