アントーニーヌス・リーベラーリスとは? わかりやすく解説

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アントーニーヌス・リーベラーリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:46 UTC 版)

バットス」の記事における「アントーニーヌス・リーベラーリス」の解説

アントーニーヌスによると、バットスアルカディアー地方住人である。アポローンテッサリアー地方のペライ王アドメートス家畜と同じ場所で自身の牛の群れ飼っていた。しかしヘルメースは牛の番犬たちを眠らせ、あるいは喉の痛み起こして吠えることができないようにして、若い牝牛12頭、軛につながれたことのない牛100頭、交配用の牡牛1頭を盗んだ。そして尾に木を結びつて引きずらせることで牛の足跡消した。そうして牛の群れ追い立ててテッサリアー地方からロクリス地方ボイオーティア地方メガラー地方通過してコリントスアルゴリス地方から、アルカディアー地方テゲアー入り、さらにマイナロス山やリュカイオン山(英語版)のそばを通って大きな岩がある場所までやって来た。その岩の頂上見晴らし良くその場所にバットスは家を建てて住んでいた。彼が家の中にいると、たくさんの牛の鳴き声聞こえてくるので、外に出てみるとヘルメースが牛の群れ連れて歩いているのを見た。そこでバットスはこのことを口外しない代わりに口止め料要求したヘルメースは金を与え約束をし、コリュパシオン(メッセニア地方都市ピュロスの別名)付近の岬の洞窟に牛の群れ隠した。そして変装して再びバットスところに戻って来てバットスを試すために報酬引き換え盗まれた牛の群れ知らないかと尋ねた。するとバットス報酬受け取って秘密話したヘルメース怒ってバットス打ち、岩に変えたそれ以来その場所は「バットス見晴らし岩」と呼ばれたという。 なお、アントーニーヌスコロポーンのニーカンドロスヘーシオドス、ディデュマルコス(英語版)、アレクサンドリアアンティゴノスロドスのアポローニオスといった詩人がこの物語について歌った注記している。

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アントーニーヌス・リーベラーリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 00:40 UTC 版)

ミニュアデス」の記事における「アントーニーヌス・リーベラーリス」の解説

アントーニーヌス・リーベラーリスによると、ミニュアースの娘たちは非常に勤勉な女性たちばかりで、他の女たちディオニューソス祭祀のために家を出て山中生活することを散々に非難した。そこでディオニュソース神は少女の姿に変身し彼女たちディオニューソス祭祀参加するように勧めた。しかし彼女たち神の言葉聞こうとしなかったので、ディオニューソス怒り少女の姿から牛、ライオン、豹へと変身した。また彼女たちが機を織るために握っていた横木からネクタルと乳が流れ出た。これらの神秘的な異変目の当たりにした彼女たち恐怖し、籤を引いて当り引いたレウキッペーは神に捧げる生贄として息子ヒッパソス姉妹とともに引き裂いて殺した。そして彼女たちミニュアースの家を出てディオニューソス祭祀加わったが、最後にヘルメース触れ太陽の光を嫌う3つのコウモリフクロウワシミミズク変えた

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