アレクサンドロス・セウェルスとマクシミヌスの時代とは? わかりやすく解説

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アレクサンドロス・セウェルスとマクシミヌスの時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 20:34 UTC 版)

第2軍団パルティカ」の記事における「アレクサンドロス・セウェルスとマクシミヌスの時代」の解説

213年にはアレクサンドロス・セウェルスの麾下ササン朝ペルシア交戦、のちに皇帝ゲルマニア属州帰還235年アレクサンドロス暗殺された頃にはモグンティアクムに赴任していた。その後権力闘争では軍団マクシミヌス・トラクスの側につくが、元老院238年マクシミヌス国家の敵として断罪、ゴルティアヌス3世皇帝として認めた。これに対してマクシミヌス軍団率いてローマへ進軍、その中に第2軍団パルティカもいた。この間第2軍団司令官価値値踏みした結果マクシミヌス支持し続けるのは良くない判断。そしてローマ元老院にたどり着く前にマクシミヌス殺してしまう。このような一連の第2軍団動き3世紀ローマ軍団が行った政治的な動き典型的な例として記憶されている。この功績に対して第2軍団国家の敵を支持した事への恩赦与えられアルバン山脈駐屯地へ戻る事を許された。 それから数十年間軍団一部属州援軍のような働きをしており、3世紀絶え間ない玉座をかけた戦いで先兵としてあり続けたガッリエヌス軍団に対して「クィンキエス・フィレリス・クィンキエス・ピア(V Fidelis V Pia-『五たび忠実で五たび誠実な軍団』の意)」と「セクシエス・フィデリス・セクシエス・ピア(VI Fidelis VI Pia - 『六たび忠実で六たび誠実な軍団』の意)の称号授けられている。 この称号授けられた時、軍団はどこに駐在していたのかはわかってはいない。考えうる他の条件同じだとすると、ウァレリアヌスと息子であり共同統治者ガッリエヌス250年代末にはこの軍団を東に連れて行く可能性はあった。もしなっていたら軍団シャープール1世によって敗北、ウァレリヌスとともに捕囚憂き目巻き込まれていたであろう事は推測できる。しかしマクリアヌスの反乱ゼノビアパルミラ半独立勢力など、次々と巻き込まれかねないリスク第2軍団回避でき得たという事、またはガッリエヌスから敬意ある継承贈られという事から察すると、軍団父親ウァレリアヌスではなくガッリエヌス指揮にあったものと考えられるしかしながら可能性は低いものの、叛乱者マクリアヌスの指揮にあって敗北ガッリエヌスによって赦され帝国内に戻っていた可能性否定できないマケドニアにはユピテル神の感謝捧げ、そしてガッリエヌスの「安全と健康(pro salute et incolumitate)」を祈る碑文残されており、またローマには242年記録軍団の「才あるゴルディアナとフォルトゥーナ」に感謝捧げゴルディアヌスとその妻の安全を祈る碑文残されているが、軍団動向についてはほとんど何もわかってはいない。

※この「アレクサンドロス・セウェルスとマクシミヌスの時代」の解説は、「第2軍団パルティカ」の解説の一部です。
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