アルファ元素とは? わかりやすく解説

アルファ元素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 02:42 UTC 版)

アルファ反応」の記事における「アルファ元素」の解説

アルファ元素(またはアルファ反応元素)とは、最も存在比大きな同位体ヘリウム原子核アルファ粒子)の整数倍である元素である。アルファ元素はZが22以下である:(C, N), O, Ne, Mg, Si, S, Ar, Ca, Ti。これらの元素II型超新星にいたる前のケイ素燃焼においてアルファ捕獲によって合成されるケイ素カルシウム純粋なアルファ元素である。マグネシウム陽子捕獲反応によっても燃焼する酸素に関しては、アルファ元素に含め著者もいるが、含めない著者もいる。酸素金属量の低い種族II恒星ではアルファ元素である。酸素II型超新星生産され酸素増大は他のアルファ元素の増大と強い相間がある。CやNもアルファ捕獲反応合成されるため、アルファ元素に含め場合がある。 恒星中のアルファ元素の存在はしばし対数表される。 [ α / F e ] = log 10 ⁡ ( N α N F e ) S t a rlog 10 ⁡ ( N α N F e ) S u n {\displaystyle [\alpha /\mathrm {Fe} ]=\log _{10}{\left({\frac {N_{\alpha }}{N_{\mathrm {Fe} }}}\right)_{\mathrm {Star} }}-\log _{10}{\left({\frac {N_{\alpha }}{N_{\mathrm {Fe} }}}\right)_{\mathrm {Sun} }}} 式中で N α {\displaystyle N_{\alpha }} および N F e {\displaystyle N_{\mathrm {Fe} }} は単位体積あたりのアルファ元素と鉄原子の数である。理論的な銀河進化(en:Galaxy formation and evolution)モデルによれば宇宙初期段階ではよりもアルファ元素が多かったII型超新星は主に酸素とアルファ元素(Ne, Mg, Si, S, Ar, Ca, Ti)を合成しIa型超新星ピーク(en:iron peak)の元素(V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni)を合成する

※この「アルファ元素」の解説は、「アルファ反応」の解説の一部です。
「アルファ元素」を含む「アルファ反応」の記事については、「アルファ反応」の概要を参照ください。

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