アリス【アリス】(草花類)
登録番号 | 第15206号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | アリス よみ:アリス | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社奥羽石川農園 | |
品種登録者の住所 | 岩手県和賀郡西和賀町沢内字大野10地割28番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石川清和、石川紘一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に「姫神」の実生選抜系統を交配して育成されたものであり、花は内面上部が濃赤味紫色、中部が淡紫ピンク色、外面が鮮紫ピンク色で、切花及び鉢物向きの晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は90~119㎝である。茎の直径は3.0~4.9㎜、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度はかなり多、下部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は5~8、2節以上の側枝発生数は1~6、1節側枝発生位置は上部~中部である。葉長は5.0~6.9㎝、葉幅は2.0~2.9㎝、葉身の形状は披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度はやや少、裏面の色は淡緑、着色程度はやや少である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は5~8、茎当たりの総花数は20~29である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は1.6~1.9㎝、先端の直径は3.0~3.9㎝、転回は外反転、花冠内面上部の色は濃赤味紫(JHS カラーチャート8907)、中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は鮮紫ピンク(同8904)、内面上部の斑点は少、内面中部の斑点は多、外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは10~11㎜、幅は8~9㎜、形状はⅣ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく片の着色程度は少、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県和賀郡西和賀町)では10月上旬である。「森の妖精」と比較して、茎の横断面の形状が4稜形であること、葉表面及び裏面の着色程度が多いこと、花冠内面上部の色が濃赤味紫であること等で、「ピンキー」と比較して、茎の横断面の形状が4稜形であること、葉表面及び裏面の着色程度が多いこと、がく片の着色程度が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(岩手県和賀郡西和賀町)において、出願者所有の育成系統に「姫神」の実生選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「フラメンコ」であった。 |
固有名詞の分類
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