アリスを演じた人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 15:00 UTC 版)
「アリス (不思議の国のアリス)」の記事における「アリスを演じた人物」の解説
『不思議の国のアリス』は、キャロルの生前の1886年、ヘンリー・サヴィル・クラークの脚本でオペレッタ化されており、アリス役はキャロルの推薦でフィービ・カーロが演じた。その後再演でアリス役になったイーザ・ボウマン(英語版)は、上演がきっかけでキャロルと親しくなり、のちにキャロルは『シルヴィーとブルーノ』を彼女に奉げている。オペレッタ版『アリス』はクリスマスシーズンの主要項目となり40年以上にわたるロングランとなった。そのほか演劇、オペラ、バレエ、パントマイムなどへも『アリス』は翻案され、各国の無数の女優がアリスを演じている。 アリスを元にした映画では以下のような女優がアリスを演じている。 メイ・クラーク(パーシー・ストウほか監督『不思議の国のアリス』1903年) - 『アリス』の初の映画作品でアリスを演じた。作品自体はわずか8分の紙芝居のようなサイレント作品CITEREFKoyanagi2008。 ヴァイオラ・サヴォイ(W・W・ヤング監督『不思議の国のアリス(1915年映画)(英語版)』1915年) ルース・ギルバート(英語版)(バド・ポラード(英語版)監督『不思議の国のアリス(1931年映画)(英語版)』) シャーロット・ヘンリー(英語版)(ノーマン・Z・マクロード(英語版)監督『不思議の国のアリス』1933年)- 有声の映画ではじめてアリスを 演じたCITEREFKoyanagi2008。 フィオナ・フラートン(ウィリアム・スターリング(英語版)監督『アリス~不思議の国の大冒険~』1972年) - 当時15歳のフラートンがアリスを演じた。 ナタリー・グレゴリー(英語版)(ハリー・ハリス監督『不思議の国のアリス』1985年) クリスティーナ・コホウトヴァー(ヤン・シュヴァンクマイエル制作『アリス』1988年) - 生身の少女が演じるアリスと人形アニメーションを組み合わせたもので、コホウトヴァーは寡黙で冷たい印象のアリスを演じている。 ケイト・ベッキンセイル(ジョン・ヘンダーソン(英語版)監督『アリス・イン・ミラーランド』1998年) - 母親が子供に本を読み聞かせているうちに物語に入り込んでしまうという異色の設定で、当時25歳のベッキンセールがアリスを演じた。 ティナ・マジョリーノ(ニック・ウィリング(英語版)監督『不思議の国のアリス(1999年の映画)(英語版)』1999年) ミア・ワシコウスカ(ティム・バートン監督『アリス・イン・ワンダーランド』2010年) - 大人になったアリスがふたたび不思議の国を訪れるという設定で、19歳のアリスを演じた。 ディズニーによるアニメ映画(1951年)ではキャサリン・ボーモントが声を担当しており、2005年以降のディズニー作品ではヒンデン・ウォルチに交代している。日本語版は土井美加が担当しているが、2代目は諸星すみれが担当している。1983年-1984年の日独合作のテレビアニメシリーズ『ふしぎの国のアリス』ではTARAKOがアリスの声を当てた。
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