あまか【アマカ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7507号 |
登録年月日 | 1999年 11月 25日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | あまか よみ:アマカ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 奥代直巳、石内傳治、生山巌、高原利雄、松本亮司、村田広野、浅田謙介、山本雅史、池宮秀和、山田彬雄、家城洋之、岩波徹、内原茂、吉永勝一、國賀武 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「清見」に「アンコール」を交配して育成されたものであり,果形が扁平,果重が240g程度,果皮色が濃橙色で,育成地(長崎県南高来郡口之津町)において12月下旬に成熟するかんきつである。樹姿は開張,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中,とげの多少は無である。葉身の形は披針形,波状の程度は無,葉身の大きさ及び葉身長は中,葉身幅は狭,網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡,葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は単生,花(花蕾)の重さは軽,花弁の形は紡錘形,長さは短,幅は中,色は白,数は5枚,花糸の分離の程度は分離,花粉の多少は無である。果実の形は扁平,果形指数はやや大,果頂部の形は陥没,放射条溝の有無は無,凹環の有無は不明瞭,果梗部の形は球面,放射条溝の多少は少である。果心の充実度は粗,大きさは小,果実の重さはやや重,果皮の色は濃橙,油胞の大きさは大小混合,密度は疎,凸凹は平,果面の粗滑はやや滑,果皮の厚さは薄,果皮歩合は中,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,さじょうの形及び大きさは中,色は濃橙である。果汁の多少は多,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中,種子数は少,胚の数は単胚である。発芽期及び開花期は早,成熟期は早で,育成地において12月下旬である。隔年結果性は中,浮き皮果の発生は少,裂果の発生は無,貯蔵性は中である。「清見」と比較して,葉身の形が披針形であること,果頂部の形が陥没であること,果心の充実度が粗いこと,成熟期が早いこと等で,「津之香」と比較して,枝梢の密度が密であること,花弁の数が5枚であること,胚の数が単胚であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和49年に果樹試験場口之津支場(現果樹試験場カンキツ部(長崎県南高来郡口之津町))において,「清見」に「アンコール」を交配,翌年は種,同年カラタチ台に接ぎ木,59年初結実,平成3年に選抜し「カンキツ口之津17号」の系統名で系統適応性検定試験に供試し,平成8年最終選抜されたものである。なお,出願時の名称は「カンキツ口之津17号」であった。 |
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