アタリの埋立用地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 08:07 UTC 版)
「E.T. (アタリ2600)」の記事における「アタリの埋立用地」の解説
詳細は「ビデオゲームの墓場」を参照 1983年9月に一連の記事でニューメキシコ州・アラモゴードのAlamogordo Daily Newsが報じたところによると、テキサス州エルパソの倉庫より運び出された、セミトレーラトラック10台から20台分のアタリ製パッケージ、カートリッジ及びゲームマシーンが、市内の埋立用地にプレス処理後埋められた。アタリが埋立地を利用するのはこれが初めてで、廃棄物の収集が禁じられていたことを理由にその場所が選ばれた。廃棄処分は夜間の内に行われた。アタリ役員と他との間では何が埋められたかの発表が異なるものの、売れそびれた数百万のカートリッジはほぼ全てがこの埋立用地に辿りつき、そこで破却されセメントに塗り固められたものと考えられている。 真偽検証の歴史 何時しかカートリッジ埋め立ての話は有名な都市伝説となり、結果この話の信憑性を疑う人間も現れた。最近では2004年10月に、ウォーショウ自身が数百万規模の『E.T.』のコピーの破棄が実際行われたものかどうかについて疑問を呈し、アタリはむしろ経費節減のためパーツを再利用しただろうとの考えを示している。 2013年6月、Alamogordo Daily Newsは「北米のマルチメディア制作会社フューエル・インダストリーズはアラモゴード市政委員会より、この「ビデオゲームの墓場」が本当にある(あった)のかどうかをはっきりさせる事を目的とし、当該の地と目される埋立地を発掘・捜査する許可を得た」と報道した。 この件に連動しているかどうかは不明だが、同年12月、Xbox Live用コンテンツを手がけるXbox Entertainment Studiosは,同サービスでの視聴を念頭に置いたドキュメンタリー番組シリーズの配信を2014年内に開始すると発表。その第一弾として本作『E.T. the Extra-Terrestrial』を題材とし、上述した埋め立て地を掘り返す許可を得たと発表している。撮影は2014年1月から開始され、同年4月に発掘されたことから、都市伝説は事実であることが判明した。 その後、スミソニアン博物館群にある国立アメリカ歴史博物館に所蔵された。
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