品揃え
お客が望んでいる商品、あるいは求めている商品を適切に把握し、それらの商品を取り揃えること。単に商品の種類ではなく、ブランド、サイズ、色、柄、価格など消費者ニーズを捉えたキメ細かな品揃えが重要となる。今日のように競争が厳しいマーケットでは自店の特徴を出さなくてはならない。つまり、どの顧客層に何を提供していくかのコンセプトが重要になってきている。品揃えコンセプトは「幅」で勝負するか「奥」で勝負するかを決めなくてはならない。幅とは商品ライン、奥とはある商品カテゴリーの単品数を意味する。百貨店は幅をコンセプトにした品揃え志向であり、専門店は奥をコンセプトにした品揃え志向である。
商品構成
どのような商品群によって売場をつくりあげるかということであり、小売業にとって重要な商品戦略(マーチャンダイジング戦略)である。商品構成は、系列構成(カテゴリー、あるいは品種)と品目構成の両面をもっている。商品系列構成は、たとえば紳士服店では、コート系列、ジャケット系列といった商品グループをさす。系列構成の拡大は総合化の方向、縮小は専門化の方向になる。商品品目構成は、それぞれの商品系列について、スタイル、素材などによる集合品目(SKU=ストック・キーピング・ユニット)と、さらに細かくカラー、サイズに落とし込んだ絶対品目の構成を検討することによって総合化、専門化の方向性、ライバルに対する競争戦略が決まってくる。系列構成と品目構成で、商品の幅と奥行きを決めることになり、店の性格に大きな影響を与える。商品構成の決定は、経営者あるいはマーチャンダイザーによって決断されるのが普通である。
アソートメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 03:56 UTC 版)
アソートメント(英: assortment)とは、アメリカ合衆国の商学者であるロー・オルダーソンによって提唱された商学用語であり、人間の消費を構成する複数の財の組み合わせのことを意味する。オルダーソンは経済活動の目的は、より便利で豊かなアソートメントを準備することとしている。
オルダーソンは、アソートメントを構成するための財は加工を終えた状態であるとしている。例えば紙となる以前のパルプや木材のような、組み合わされたところでは消費の役に立たない状態の財の集合のことを集塊物と呼んでおり、集塊物を構成していた材料が加工を終えて、有意味な財の集合となった状態のことをアソートメントとしている。
参考文献
関連項目
- アソートメントのページへのリンク