もの言う石 The Talking Stoneとは? わかりやすく解説

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もの言う石 The Talking Stone

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:10 UTC 版)

アシモフのミステリ世界」の記事における「もの言う石 The Talking Stone」の解説

初出F&SF1955年10月号。ウェンデル・アース博士もの。ケイ素生物シリコニーが登場する宇宙船ロバートQ」が、小惑星帯ステーション入港してきた。超原子エンジン不調修理するためだ。船内入った整備士は、船長隠していた卵型ケイ素生物シリコニーを偶然見つけた。それは直径1フィートはある怪物だった。これまで発見され最大のものでも、直径2インチしかないのに。船長にどこで見つけたかを問いただすと、答えはぐらかすかのように小惑星の上」とだけ答える。突然シリコニーは、キーキーという声で英語の言葉しゃべりだした。船にあった古い本を読んで聞かせて言葉教えたらしい。シリコニーがガンマ線の多い環境では、大きく育つことを整備士知っていた。こんなに大きいシリコニーがいたからには、その小惑星にはガンマ線が、つまりウラニウム豊富にあるはずだ。ウラニウム採掘国家事業で、ウラニウム星のありかを隠している船長逮捕されなければならない。 やがてロバートQの修理終わり、船は地球向けて出発した整備士は、小惑星警察ロバートQを捕まえさせるために、途中でエンジン止まるような細工をしていた。その旨警察無線連絡している頃、ロバートQは流星衝突して大破し漂流していた。乗組員全員死亡したが、シリコニーはまだ生きていた。警察艇は瀕死のシリコニーを回収しウラニウム星の座標書かれたものがどこにあるかを尋ねたが、シリコニーは「小惑星アステロイド)」とだけ言い残して死んだ小惑星座標その上に残しておくのは、箱を開けカギを箱の中に入れておくようなものだ。もちろん警察では、ロバートQの船体隅から隅まで船室壁の中まで分解して調べたが、どこにも座標数字書かれた場所や書類はなかった。困り果てた小惑星警察は、地球にいるウェンデル・アース博士訪れて助言求めたアース博士は、シリコニーが残した最後の言葉小惑星」に注目した太陽周りを巡る小惑星宇宙船も、シリコニーが古い本から教えられ貧弱な知識範疇では同じものである。従って「小惑星」とは宇宙船ロバートQのことを表していると。宇宙船警察くまなく探して数字発見できなかったのは、数字のないところに書かれている数字を見つけようとしたからだと。博士言った。「最初から数字書いてあるところを探しなさい」。それは船籍番号エンジン番号力場発生番号などが記され銘板だった。改め調べてみると、それらの銘板には、故意順序変えられているものの、間違いなく小惑星座標を示す3つの数字があった。こうしてウラニウム小惑星位置解明された。この成果に対してアース博士要求したのは、大きくて活きのいいシリコニー1匹だった。

※この「もの言う石 The Talking Stone」の解説は、「アシモフのミステリ世界」の解説の一部です。
「もの言う石 The Talking Stone」を含む「アシモフのミステリ世界」の記事については、「アシモフのミステリ世界」の概要を参照ください。

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