みやぎFL4号【ミヤギFL4ゴウ】(草花類)
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登録番号 | 第11918号 |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | みやぎFL4号 よみ:ミヤギFL4ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮城県 | |
品種登録者の住所 | 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木誠一、庄子孝一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ヤマユリにヒメサユリを交配して育成されたものであり、花は中輪の淡紫ピンク色で中肋部が浅緑黄色、紫赤の斑点があるヤマユリ型の切花物向きの品種である。草丈は50~74㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長は10~19㎜である。葉序は2/5、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は9~11㎝、葉の光沢は無、葉数はやや少、葉の着生角度は90~119゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは90~119゜、花房の形状は散形花序、花の全体の形はヤマユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は30~39㎜、長さは9~12㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)、地色は淡紫ピンク(同9502)、中肋部は浅緑黄(同2703)、縁部は淡紫ピンク(同9502)、裏面は穏紫ピンク(同9712)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被1枚の斑点の数は20~29、花弁の斑点の色は紫赤(同9714)、つぼみの色は穏紫ピンク(同9712)、内花被の形はⅡ型、外花被の形はⅣ型、内花被の先端の形状はⅦ型、反転の程度はⅧ型、外花被の先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは90~119㎜、花梗の太さは細、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは60~89゜、一花茎の花数は少、花の香りは強、開花期は早である。「アカプルコ」と比較して、花弁の地色が淡紫ピンクであること、内花被の形がⅡ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に宮城県園芸試験場(現宮城県農業・園芸総合研究所、名取市)において、ヤマユリにヒメサユリを花柱切断法で交配して胚培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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