三ツ塚廃寺跡とは? わかりやすく解説

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三ツ塚廃寺跡

名称: 三ツ塚廃寺跡
ふりがな みつづかはいじあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 兵庫県
市区町村 氷上郡市島町
管理団体
指定年月日 1976.12.25(昭和51.12.25)
指定基準 史3
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S51-6-020[[三ツ塚廃寺]みつづかはいじ]跡.txt: 竹田川右岸の低い丘の上所在する白鳳時代創立寺院跡である。昭和47年より4年間にわたり市島町教育委員会調査した結果きわめて特異な伽藍配置をとる寺院全容がほぼ明らかにされた。
 中門東門西門は2本掘立柱遺構であり、北門は、築地垣のとりついた低い基壇をもつものであり、南門も同様かと考えられるこうした四至の内に、三ツ塚呼ばれる3つの基壇東西一列並んでいる。東・西両端基壇は、いずれも塔であり、中央の基壇金堂であることが判明した東・西両塔は、丁重に版築した基壇であり各辺10メートルをはかり、縁を瓦積みして化粧している。東塔には旧地表を穿ち1.5メートル×1.4メートル平面をもつ厚さ0.4メートル程の薄手花崗岩表面に径89センチ深さ1.5センチの浅い円形受座をほり、その中心に径・深さともに11センチ測る舎利孔をもつ心礎据え基壇築いている。金堂東西12.8メートル南北10.3メートルを測り若干礎石をみる。金堂の北には講堂がみられず北東偏ってそれかと考えられる遺構所在し特殊な地方色ともいうべき伽藍配置一例示している。
 なお、北門北方にはおびただしい掘立柱建物見られ注目されるほか、東南方に本寺跡に屋瓦を供給した瓦窯発見されており、あわせて今回指定し保存をはかることとした。
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史跡:  万福寺庭園  万行遺跡  三ツ城古墳  三ツ塚廃寺跡  三井  三井三池炭鉱跡  三井瓦窯跡



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