ふもととは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ふもとの意味・解説 

ふ‐もと【麓】

読み方:ふもと

山の下の方の部分。山すそ。山麓(さんろく)。


名字 読み方
ふもと
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

読み方
ふもと

(ふもと から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/18 09:04 UTC 版)

富士山の西の麓の朝霧高原を望む(毛無山からの眺望)。
イタリア南部のナポリの町は噴火が止んだヴェスヴィオ山の麓まで伸びている。
スイスの山すそでは放牧が行われている。

(ふもと、英語: foothills, piedmont)は、山体の基部で、丘陵高地などの下部で標高がゆるやかに増加しはじめる部分、すなわち、平野と山・丘陵・高地との間の移行地帯である[1]山麓(さんろく)[2]裾野(すその)、山すそなどともいう。

山の上部の頂(いただき)や頂上、中部の山腹や中腹に対する言葉である。麓と山腹の境界は、傾斜が急に変わる地点として明瞭に表れることが多い[3]

多くの場合、麓は扇状地開析台地英語版で構成されている。

山の麓には山頂からの方角によって、北麓・南麓・東麓・西麓などという。山麓には山からの水を集めた湖、草木が茂る草地・山林があったり、丘陵や高原になっていたり、観光用道路が敷かれたり、村や町がある場合もある。林業放牧湧き水を利用した漁業高原野菜作りなどの産業もある。

ピードモント

英語で麓を意味する"piedmont"(ピードモント)は、ロマンス語で「山の足」(foot of the mount)を意味する言葉を語源とする[4]。アメリカ合衆国・アパラチア山脈の麓にはピードモント台地がある。イタリア語では「ピエモンテ」となり、アルプス山脈の麓にはピエモンテ州がある。

脚注

  1. ^ Easterbrook, Don J. (1999). Surface Processes and Landforms (second ed.). Upper Saddle River, New Jersey: Prentice Hall. p. 530. ISBN 978-0-13-860958-0 
  2. ^ 山麓さんろく(コトバンク)
  3. ^ 日下哉『図解日本地形用語事典第2版』東洋書店、2002年、110頁。ISBN 4885954568 
  4. ^ "piedmont". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)

参照項目

外部リンク





※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「ふもと」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ふもと」の関連用語

1
100% |||||

2
山脚 デジタル大辞泉
100% |||||

3
岳麓 デジタル大辞泉
100% |||||

4
山下 デジタル大辞泉
98% |||||

5
山足 デジタル大辞泉
98% |||||


7
76% |||||

8
76% |||||


10
山裾 デジタル大辞泉
76% |||||

ふもとのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ふもとのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
名字見聞録名字見聞録
copyright©1996-2025 SPECTRE all rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの麓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS