はとひかり【ハトヒカリ】(食用作物)
登録番号 | 第5069号 | |
登録年月日 | 1996年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | はとむぎ | |
登録品種の名称及びその読み | はとひかり よみ:ハトヒカリ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 進藤幸悦 関寛三 石倉教光 奥山善直 菅原俐 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「岡山在来」の種子にγ線を照射し,その実生より得られた変異個体から選抜,育成された固定品種であり,育成地(岩手県盛岡市)における成熟期はやや晩生,着粒数が多く粒重がやや重い品種である。 幼苗期及び成熟期の草型は中間,草丈及び稈径は中である。葉身色は無,葉鞘色は淡黄緑,柱頭色は白,着粒数は多,着粒層は狭,粒重はやや重,粒の形は楕円,粒の色は茶褐,殻の硬さはやや軟,粳又は糯別は糯である。出穂期及び成熟期はやや晩,苗長及び茎数は中,再生性は有,脱粒性は易,収穫率はやや高,子実歩留は中である。 「岡山在来」と比較して,草丈が低いこと,粒重が重いこと等で,「はとむすめ」と比較して,粒重が重いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,農業技術研究所放射線育種場(現農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町))において,昭和55年に「岡山在来」の種子にγ線を照射し,東北農業試験場(岩手県盛岡市及び秋田県大曲市)において、照射第2代で変異個体を選抜し,以後,系統育種法によって選抜育成された固定品種である。59年から生産力検定試験,60年から系統適応性検定試験等を行い地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「奥羽3号」であった。 |
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