はなさつま【ハナサツマ】(食用作物)
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登録番号 | 第11584号 |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | はなさつま よみ:ハナサツマ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 鹿児島県 | |
品種登録者の住所 | 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田典夫、安庭誠、加治屋伸章、神門達也、若松謙一、竹牟禮穣、四蔵文夫、田之頭拓、園田純也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「南海62号」に「ヒノヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(鹿児島県鹿児島市)における成熟期は晩生の晩、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長は中、細太はやや太、剛柔は中、葉身毛茸の有無と多少は稀、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数はやや多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、色沢はやや淡、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、香りは無、腹白の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂揃日数は中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は中、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。「ヒノヒカリ」と比較して、出穂期及び成熟期が晩いこと等で、「かりの舞」と比較して、穂数が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に鹿児島県農業試験場(鹿児島市)において、「南海62号」に「ヒノヒカリ」を交配し、5年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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