はなかぐら【ハナカグラ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11090号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | はなかぐら よみ:ハナカグラ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山下浩、永吉嘉文、堤省一朗、若杉佳司、滝田正、吉岡秀樹、川口満、荒砂英人、薗田豊和、日高秀光、愛甲一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「南海113号」に「山田錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は中生の晩、大粒、心白がやや多の醸造向きの水稲、粳種である。草型は穂重、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや垂である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、玄米の大小及び精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は下の上、光沢は中、心白の多少はやや多である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂発芽性はやや易、耐倒伏性及び脱粒性は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別日本水稲型は(+)である。「山田錦」と比較して、稈長が短いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「ヒノヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「南海113号」に「山田錦」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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