はとじろう【ハトジロウ】(食用作物)
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登録番号 | 第6028号 |
登録年月日 | 1998年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | はとむぎ | |
登録品種の名称及びその読み | はとじろう よみ:ハトジロウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 千葉一美 石田正彦 加藤晶子 奥山善直 田野崎真吾 進藤幸悦 石倉教光 関寛三 菅原俐 遠藤武男 柴田悖次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「黒石在来」から選抜,育成された固定品種であり,育成地(岩手県盛岡市)における成熟期は早生,草丈が短く,着粒層が狭く,粒重が重い品種である。 幼苗期の草型は伸長,成熟期の草型はやや伸長,草丈はかなり短,稈径は細である。葉身の長さは短,幅はやや狭,色は無,葉鞘色は淡褐,柱頭色は白,着粒層はかなり狭,鞘状苞数はかなり少,粒重は重,粒の形は長楕円,粒の色は黒褐,殻の硬さは硬,粳又は糯別は糯である。出穂期及び成熟期は早,茎数はやや多,耐倒伏性は強,脱粒性は易,子実歩留はやや低である。 「中里在来」と比較して,草丈が短いこと,着粒層が狭いこと,粒重が重いこと,粒の色が黒褐であること,出穂期及び成熟期等が早いこと等で,「黒石在来」と比較して,柱頭色が白であること,粒重が重いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年~61年に東北農業試験場栽培第1部第2研究室(現水田利用部・秋田県大曲市)において,「黒石在来」の系統選抜を行い,62年から東北農業試験場作物開発部盛岡試験地(岩手県盛岡市)において,系統選抜を継続して育成された固定品種であり,平成3年から生産力検定試験等の試験,5年から「東北2号」の系統名を付して系統比較調査を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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