七つの魔剣が支配するとは? わかりやすく解説

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七つの魔剣が支配する

(ななつま から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 08:14 UTC 版)

七つの魔剣が支配する』(ななつのまけんがしはいする)は、宇野朴人による日本ファンタジーライトノベル。略称は「ななつま[3]。イラストはミユキルリアが担当している。電撃文庫KADOKAWA)より2018年9月から刊行されている。「ラノベ好き書店員大賞2019」文庫部門で1位を獲得[4]。『このライトノベルがすごい!2020』では文庫部門1位・新作1位を獲得している[5]。2022年9月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は70万部を突破している[6]


  1. ^ 笑いに厳しいキンバリーの驕る植物(プライドプラント)からは「敷居の高い伝統芸能みたい」「背筋を伸ばして見ることを強制される感じ」と評されている。
  2. ^ ミシャクアからは「見るに堪えん。評価外」と評され、シェラの婿候補から外されている。
  3. ^ 入学当初だったとはいえ剣の間合いでナナオと互角で渡り合い(第1巻)、学年最強決定戦ではロッシやオルブライトに勝利し(第2巻)、ガラテアで行った呪文射撃ではシェラと共に最高難易度をクリアし(第4巻)、決闘リーグの決勝戦ではアンドリューズに勝利しており(第10巻)、魂魄融合による不調時を除いて同級生以下を相手に一対一で負けた描写は存在しない。
  4. ^ 彼女のみ呪文のルビがカタカナではなくひらがなで表記されている。
  5. ^ カティはそれがナナオが魔に呑まれた瞬間だと感じている。
  6. ^ 昇格直後のリーグ戦ではあと一歩のところで入賞を逃しているが、ミリガンの対立候補であったウォーレイには勝利している。
  7. ^ 同じセオドール=マクファーレンを父に持つ異母姉妹。
  8. ^ 迷宮のある場所に行きたくなるような衝動を刷り込まれ、そこで眠らされ記憶を覗かれている。
  9. ^ ピートに関しては両極往来者の血を歴史が浅いエイムズ家に取り入れることが目的であり、歴史が浅いために血統への意識が薄くオリバーと婚約するハードルも低かった。
  10. ^ ゴッドフレイらが自警団活動のために迷宮内に共有工房を構えようとした際、自身とも共有して被検体置き場として使用させること、および工房の警備を条件に、場所の選定から設計までを担当したことがはじまり。
  11. ^ 本人の言によれば、自身の票を現生徒会の推す候補者に流す、あるいは自身が現生徒会から票を流される、現生徒会にとって都合の良い候補者として立ち回るつもりだった。
  12. ^ 厳密には現生徒会の前身となる校内自警団の創設メンバー。ゴッドフレイが学生統括に選ばれた統括選挙は彼が4年時(オフィーリアが3年時)に行われており、オフィーリアが彼と決別したのは3年生になる前のため、彼女が生徒会メンバーであった時期はない。
  13. ^ 入学してから自警団内で決闘沙汰を起こすまでは他者に見せることを嫌がっており、初恋の相手であったゴッドフレイに見られるのは特に嫌がっていた。そのため、1年時、緊急事態によりティムの前で使用した際には泣きながら秘密にしてくれるように頼みこんでいる。
  14. ^ 一方で、殺し合いの戦績としてはサイラスの方が上と思わせる描写が多い。
  15. ^ そんな取り入れた子種を活かせないまま絶滅した淫魔をオフィーリアは「誰にも相手にされなくなった尻軽女の末路みたい」と自嘲している。
  16. ^ 逆にシャノンからは迷宮で会う度にお茶に誘われており困らされていた。
  17. ^ 前衛が多い割に治癒呪文を使用できるのがカルロスしかいなかったため、治癒呪文を使用できるオフィーリアに白羽の矢が立った。
  18. ^ ゴッドフレイとの初対面は、彼がティムの毒を飲んで気絶したところを呆れながら治療した時であり、ゴッドフレイには記憶がない。
  19. ^ 工房もこの階層に作っている。
  20. ^ 彼以外からもケビンやシャノン、グウィンからも迷宮で遭遇する度に遠回しな説得を受けており、気晴らしにサイラスと殺し合うようになったのもこの時期からである。
  21. ^ ゴッドフレイらが自警団として活動するための最低限度の実力を身につけさせるために指導している。
  22. ^ 少なくとも3年生時点でロベールと共に行動している(煉獄の記・二章より)。
  23. ^ 子を成すことも魔法使いの重大な責務とされているが、それは兄姉が担当しているため、「箒術における最速」に専念できている。
  24. ^ リーグ直前の練習を見学に来たエスメラルダからは「一昨年のお前はもっと疾かった。今は巧くなったが、それだけだ」と叱咤されている。
  25. ^ 「箒術における最速」という目的のためだけに生まれてきたアシュベリーに対しては非常に思う所があり、彼女の世界記録更新の失敗を願い、失敗した際にはその手を引いて新たな人生の可能性を提示したいと考えていた。
  26. ^ オリバーもパーシヴァルの主張や自身の才覚を認めてくれたことには好意的であった。
  27. ^ 対立候補のミリガンを支持するナナオが相手であったため負けられないと慎重になり過ぎた結果だとジーノは分析している。
  28. ^ 作中では唯一無二の特殊技能を使ったことで特定されたグウィンを除き、ゴッドフレイ、カーリー、ロベールを特定している。
  29. ^ 魔道工学を軸としたゴーレム使いであるためゴーレムが無ければ容易に倒せると判断された。
  30. ^ ゴッドフレイが入学した時点では在任数年の新校長として扱われている。
  31. ^ バネッサは教師陣への陽動として残し、バルディアは呪詛の処理の関係で後回しにする必要があり、エスメラルダとギルクリストを相手にするには戦力が足りなかったことから消去法的に決定した。
  32. ^ ユーリィの存在によって無我の境地に到達できなくなったため、大いなる記録に接続できなくなった。
  33. ^ エドガーやエスメラルダが該当する。
  34. ^ グウィンは「剛鉄斬りの切断呪文はクロエ=ハルフォードに固有の技術」と述べている。
  35. ^ 特に魔法剣に関しては、「杖剣不要論」の立場を取ち魔法剣を嫌悪しているギルクリストからでさえ「嫌いではなかった」と言われている。
  36. ^ 歴戦の異端狩りであるジェイコブからは「素養を技術まで高められなかったタイプ」と評されている。
  37. ^ 大暦1525年4月8日。一巻(オリバーが1年生)時点では七年前の出来事とされている。
  38. ^ クロエの祖父にあたる。
  39. ^ 元々反旗を翻すつもりで計画をしていたが、オリバーに先を越された形となった。
  40. ^ 吸うほどに空白を増して膨張し続ける異界図形。異端狩りの現場で過去に数度目撃されたことがある。一節呪文程度であれば一方的に吸収し、ミシャクアレベルの三節呪文をもって拮抗できる。
  41. ^ ダリウスが処分しようとした本当の理由は亜人の知性化について露見しないようにするためであり、パレードの件は建前に過ぎない。
  42. ^ ナナオやピートの場合は普通人家庭出身ということで魔法界の常識に疎く付け入りやすいと思われている点も拍車をかけている。
  43. ^ オフィーリアの場合は、ゴッドフレイとカルロスがこれに該当する。
  44. ^ 原作11巻時点で四節呪文まで登場しており、四節呪文を行使した魔法使いは全員死亡している。
  45. ^ 例えば、剣花団内ではオリバー、シェラ、カティしか使用できず、ゴッドフレイらの校内自警団でもカルロスとオフィーリアしか使用できなかった。
  46. ^ 魔剣の使い手ではない普通の魔法使いにとっては噂レベルの話とされている。
  47. ^ それは二人で行う共同作業にも等しく、この状態を東方の一部思想においては主体と客体を合一させる「主客未分の境地」と呼ぶ。
  48. ^ 杖剣を使わず白杖を用いるデメトリオの場合、相手の急所に杖先が突きつけられる結末へ攻防を誘導した後に、魔法で止めを刺すという運用を行っている。
  49. ^ 後に近況報告としてグウィンとシャノンには話している。
  50. ^ 第8巻にてサイラスが用いた絶界詠唱は大魔法使いとして有名な曾祖父から継承したもの。
  51. ^ 絶界の構成が完璧でない場合はその限りではなく、多少の軽減はあれど世界律や神霊からの干渉を受ける。
  52. ^ サイラスの言による。サイラス自身は絶界を20分余り維持し続けている。
  53. ^ バルディアがこれに該当する。
  54. ^ 前者はオリバー、後者はエスメラルダが該当する。エスメラルダのものは魂魄吸収と呼ばれている。
  55. ^ オリバーの場合、笑いのセンスを失った他、エンリコ戦での長時間の魂魄融合により身長が2cm伸び身体能力も上がった。
  56. ^ デメトリオの場合、東方思想の研究により無我の境地に至ったことに加え、自身の魂が異端狩りの過酷な使命に対して悲鳴を上げ魂魄分裂を起こすことを逆に利用して分かたれた魂を適当な肉体に移し使い魔として使役することにより魂を「知」の側面と「無知」の側面に分けて扱うことに成功したことにより、自らの精神状態を自我の薄い純粋状態に落とし込んでそれらを使い魔の形で抽出することにより大いなる記録への到達を可能とした。
  57. ^ 名家出身として魔法界に精通しているシェラはどの家にも属さず誰にも囲われていない両極往来者は現時点でピートのみというの所感を持っている。
  58. ^ ナナオはセオドールの特別推薦枠を使用して無試験入学をはたしている。
  59. ^ この内の2名がカルロスとオフィーリアである。
  60. ^ フェザーストンの人権派学生からは「キンバリーに人権派がいるはずがない」と断言されている。
  61. ^ ナナオとカティが同室なのはこのため。
  62. ^ カティによれば門限が設定されている(第1巻・第二章より)が、オリバーらのように一年生の頃から迷宮で宿泊する者も多いため機能しているかは不明。
  63. ^ 一方、同学年ながらミリガンより二回り上と評されるオフィーリアは魔法薬の素材の採集に訪れていた。
  64. ^ オリバーらの場合、1年生時が赤、2年生時が緑、3年生時が橙と変化している。
  65. ^ オリバーが一年生時点での換算。
  66. ^ 普通人学校からの編入であるユーリィからは「ご馳走」と評されている。
  67. ^ 死後に白い砂溜まりしか残さなかったカルロスやオフィーリアが該当する。
  68. ^ 実況等からは「ホーン隊」というように隊長の苗字を取って呼称される。
  69. ^ 同じ部内であれば異なる学年で隊を組むこともできる。
  70. ^ 一方で、ナナオのような強者との戦闘を望む者へはゴッドフレイといった校内随一の実力者と決闘する機会が交渉材料として提示されている。
  71. ^ ゴッドフレイの後継を決める総括選挙はオリバーらが3年生時に行われた。
  72. ^ 現学生総括であるゴッドフレイの場合は、過去に組織した校内自警団がそれに当たる。
  73. ^ キンバリー入学前のナナオが英語を学ぶために数か月間滞在しており、その際には住民に親切にされていた。
  74. ^ 物理的な距離ではなく、世界を跨いで移動する際の総合的な難しさを指す指標。
  75. ^ 不滅であるが魔法等によって害されるため実力のある魔法使いであれば妨害ないし撃退することはできる。
  76. ^ 物語開始時点の20年前にケンタウロスは人権が認められた。
  77. ^ ディーンやピーターが1年生時点での換算。


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