静岡市清水庵原球場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 競技場 > 中部地方の野球場 > 静岡市清水庵原球場の意味・解説 

静岡市清水庵原球場

(ちゅ〜るスタジアム清水 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 13:21 UTC 版)

静岡市清水庵原球場
ちゅ〜るスタジアム清水
施設データ
所在地 静岡県静岡市清水区庵原町3000
座標 北緯35度3分23秒 東経138度28分16秒 / 北緯35.05639度 東経138.47111度 / 35.05639; 138.47111座標: 北緯35度3分23秒 東経138度28分16秒 / 北緯35.05639度 東経138.47111度 / 35.05639; 138.47111
開場 2005年7月17日
所有者 静岡市
管理・運用者 公益財団法人静岡市まちづくり公社
グラウンド 内野:クレー舗装、外野:天然芝
スコアボード 磁気反転式表示(一部LED式)
照明 照明塔:6基
最大照度:内野750Lx
外野400Lx(照度可変)
設計者 日総建
使用チーム • 開催試合
くふうハヤテベンチャーズ静岡(2024年 - )
全国高等学校野球選手権静岡大会
収容人員
10,000人
グラウンドデータ
球場規模 グラウンド面積:-m2
両翼:100 m
中堅:122 m
ちゅ~るスタジアム清水のグラウンド

静岡市清水庵原球場(しずおかししみずいはらきゅうじょう)は、静岡県静岡市清水区にある野球場

施設は静岡市が所有し、公益財団法人静岡市まちづくり公社が運営管理を行っている。命名権による愛称はちゅ〜るスタジアム清水(ちゅーるスタジアムしみず)で、略称はちゅ〜るスタ

歴史

静岡市清水区内にはこれまで市営の野球場が無かった。駿河区には静岡県草薙総合運動場硬式野球場(略称:草薙球場)があるが、これは県営の球場であり、静岡市の所有ではないこと、また、葵区内にある西ヶ谷球場のフィールドは全面人工芝でかつ若干狭隘であることなどから、静岡市の3区で唯一野球場がなかった清水区内に新たな野球場を建設する計画が立案された。

当初の設計段階では、プロ野球公式戦も開催できる30,000人収容の本格的な野球場を建設する構想もあったものの、結局はアマチュア野球公式戦を開催できる10,000人規模のものに落ち着いた(プロ野球は草薙球場での開催を継続)。その後整備事業が進められ、総事業費59億3000万円を掛けて2005年春に完成した。内野スタンドは全てセパレート席で、ネット裏には幕屋根が架設されている。同年7月17日全国高等学校野球選手権大会静岡県大会1回戦2試合でこけら落としを行い、本格的に供用を開始した。

2007年にはプロ野球・イースタン・リーグ公式戦が開催された。

2023年9月、日本野球機構(NPB)は二軍参入を目指して同機構に申請していたハヤテグループ傘下のプロ野球球団(のちに名称を「くふうハヤテベンチャーズ静岡」に決定)の二軍(ウエスタン・リーグ)参加を内定した[1][2]。同球団は本球場を本拠地にすることを表明しているため、静岡市はシーズン開幕となる2024年4月までに同球場をプロ仕様に改修するほか、施設の維持管理費に充てる目的で同球場の命名権販売を行うことが2023年10月に報じられた[2][3][4]。命名権は12月26日まで募集し、清水区のいなば食品のみ応募があった[5]2024年1月16日、同社のペット用おやつブランド「ちゅ〜る」にちなみ、愛称を「ちゅ〜るスタジアム清水」とすることが正式に決定した。契約期間は同月25日から5年間。また、契約金額は年間7150万円で、静岡市とくふうハヤテで分配する[6][7]

なお、決定直後の2024年4月にはいなば食品の不祥事が明るみになっているが、契約については影響が皆無であった。

当球場での初試合は、2024年3月5日に春季教育リーグの対広島東洋カープ戦を、3月15日に公式戦の対オリックス・バファローズ戦をそれぞれ開催した[8]

施設概要

  • グラウンド面積:-m2
  • 両翼:100m、中堅:122m
  • 内野:クレー舗装、外野:天然芝
  • 収容人員:10,000人
    • 内野:4,000人(セパレート席)(うち8席は車いす専用)、外野:6,000人(芝生)
  • スコアボード:磁気反転式
  • 照明設備:照明塔6基(最大照度:内野750Lx、外野400Lx)

球場内には常設の売店が無いので試合の都度設営されている。また常設の飲食店も無いのでくふうハヤテの試合開催時にはキッチンカーによる飲食物の販売が行われており、キッチンカーの種類についてはくふうハヤテのホームページで案内されている。

交通

  • しずてつジャストライン241・244庵原線「清水庵原球場入口」停留所から徒歩約3分。(JR東海道線清水駅から241上伊佐布/244トレーニングセンター行バスで約20分。)
    バスの本数は少なく、2024年から試合開催日に清水駅東口発着の無料シャトルバスが運転される場合がある(運転の有無は球団ホームページで公開、原則としてくふうハヤテのウエスタンリーグ公式戦開催時には運転されているが練習試合の場合は運転されない場合がある)[9]
  • しずてつジャストライン240清水厚生病院線「JAグリーンセンター」停留所から徒歩約15分。(JR東海道線清水駅から240清水厚生病院行バスで約15分。)
  • 清水いはらICより車で約2分
    隣接する第2球場を臨時駐車場として活用した場合でも、本球場の駐車場は600台程度であり、収容人数に対して不足してしまう可能性があるため、2024年から周辺で臨時駐車場の確保が検討されている[9]

脚注・出典

  1. ^ ハヤテと新潟が2軍戦参入 プロ野球オーナー会議で承認」『共同通信』2023年9月29日。2023年10月30日閲覧。
  2. ^ a b 日本放送協会「プロ野球2軍にハヤテ223、新潟アルビレックスBC参入へ どう変わる?」『NHKニュース』2023年9月29日。2023年10月30日閲覧。
  3. ^ ハヤテ本拠地の庵原球場 プロ野球仕様に改修へ 静岡市清水区」『静岡新聞』2023年10月28日。2023年10月30日閲覧。
  4. ^ 飯盛結衣「ハヤテ223本拠地、清水庵原球場改修へ3000万円 静岡市が企業版ふるさと納税活用」『中日新聞』2023年10月28日。2023年10月30日閲覧。
  5. ^ 坂本昌信、尾原崇也「庵原球場 愛称「ちゅ~るスタジアム清水」に いなば食品が提案」『あなたの静岡新聞』2023年12月31日。2023年12月31日閲覧。
  6. ^ 清水庵原球場の略称「ちゅ~るスタ」に決定 ⚾ハヤテ223本拠地」『あなたの静岡新聞』2024年1月16日。2024年1月16日閲覧。
  7. ^ 清水庵原球場の愛称「ちゅ~るスタ」に ハヤテ223本拠地」『毎日新聞』2024年1月16日。2024年1月16日閲覧。
  8. ^ 2024年度ウエスタン・リーグ選手権試合 試合日程発表(NPB・2024年1月30日)
  9. ^ a b 新球団『ハヤテ223』始動 本拠地・清水庵原球場に3つの課題…市は3000万円かけ安全対策強化 静岡市」『LOOK』静岡朝日テレビ、2024年1月13日。2024年1月16日閲覧。

関連項目

外部リンク

前本拠地:
n/a
-
くふうハヤテベンチャーズ静岡の本拠地
2024 -
次本拠地:
n/a
-




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「静岡市清水庵原球場」の関連用語

静岡市清水庵原球場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



静岡市清水庵原球場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの静岡市清水庵原球場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS