その後のリリースやハリスンによるライブ演奏
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「ヒア・カムズ・ザ・サン」の記事における「その後のリリースやハリスンによるライブ演奏」の解説
1971年8月、ハリスンは『バングラデシュ難民救済コンサート』で、バッドフィンガーのピート・ハムとともに本作を演奏した。『サーカス(英語版)』誌のエド・ケレハーは、ライブ・アルバム『バングラデシュ・コンサート』のレビューで、ライブの演出を「ずば抜けている」とし、『ローリング・ストーン』誌のジョン・ランドーは、ショーの構成におけるハリスンの「ペーシングとタイミングの能力」のもっともたる例として同ライブでの演奏を挙げ、この控えめな演奏がレオン・ラッセルの歌唱の後、ボブ・ディランがステージに上がる前の雰囲気を効果的に変えたと述べている。 ハリスンは、1976年11月に『サタデー・ナイト・ライブ』に出演した際、ポール・サイモンとのデュエットとして本作を演奏した。同月にEMIから「ヒア・カムズ・ザ・サン」をはじめとしたビートルズ時代にハリスンが書いた6曲を含むコンピレーション・アルバム『ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン』が発売されたが、これに対してハリスンは不満を持った。 ハリスンは、スター、ジェフ・リン、エルトン・ジョンを含むバンドとともに、1987年にロンドンで開催された『The Prince's Trust Concert』で本作を演奏した。これは、クラプトンとともにほぼ匿名のサポートメンバーとして参加した1969年のデラニー&ボニーのツアーの以外では、1966年以来ハリスンにとって初となるイギリスでのライブとなった。クラプトンとともに行なった1991年の日本ツアーでも演奏されており、当時のライブ演奏が『ライヴ・イン・ジャパン』に収録されている。 2006年にシルク・ドゥ・ソレイユの公演のサウンドトラック盤として制作された『LOVE』には、「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」のタブラ、「オー!ダーリン」のコーラス、「アイ・ウォント・ユー」のベース、終盤に「ジ・インナー・ライト」がコラージュされた音源が、「ヒア・カムズ・ザ・サン/ジ・インナー・ライト(Here Cemes The Sun/The Inner Light (Transition))」というタイトルで収録されている。 2019年に発売された『アビイ・ロード (50周年記念エディション)』の「2CD」及び「スーパー・デラックス・エディション」のDISC2には、本作のテイク9が収録された。また、『アビイ・ロード』発売50周年を記念したミュージック・ビデオが公開された。映像は、曲名の示すとおりにEMIスタジオのスタジオ2を朝日が照らすところからスタートし、アップル・コアが所有していたアーカイブ映像やマッカートニーによって提供された写真(元妻のリンダ・マッカートニーが撮影)などが使用されている。音源は、2019年最新ステレオ・ミックスが使用された。
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