その後の「死んだオウム」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 17:56 UTC 版)
「死んだオウム」の記事における「その後の「死んだオウム」」の解説
まったく同じペットショップでの別のスケッチ(客の服装は違う)も第1シリーズ第10話で制作されている。そのスケッチでは猫を買おうと思ったが猫はあいにくなく、代わりに金魚(テリア犬から体の多数の部分を切除して尾ひれを付けたもの)を薦める、というもの。また、「死んだオウム」スケッチで客だったプラリーン氏(クリーズ)は他にも「観賞魚の免許」や「チーズ・ショップ」といったスケッチにも登場する。 ライブでも定番として演じられたが、その場合ボルトンへ行くくだりはカットされる。『ライブ・アット・ドルリー・レーン(英語版)』(1974年)では、オリジナル版では「代わりにナメクジを飼いませんか?」との店主の問いにプラリーン氏が「ナメクジはしゃべらないから取り替えにならない」と断る部分を、店主が「このナメクジはしゃべる」ことを明かすことでプラリーン氏がナメクジを買う、というのがオチになっている。その後のライブでは基本的に第1シリーズ第13話の「ロッティンディンの警官ナンパ作戦」の「・・・・・・ぼくの家に来ませんか?」という台詞が引用されている。パイソン以後のライブでも演じる機会が多いスケッチであり、それぞれのバージョンに微妙な違いが存在する。 また、セルフパロディとして舞台『The Secret Policeman's Biggest Ball』 (en) ではこんなスケッチも披露している。クリーズが死んだオウムを持ってペットショップへ向かう。店員は同じくペイリン。クリーズ「さっき買ったオウムだけど、死んじゃったよ」。マイケルはそれをしばらく眺めて「……そのようですね」とあっさり認め、代金を返した(元ネタとは正反対の対応)。あまりにもあっさりした対応にクリーズが一言「サッチャー政権のおかげでこうも変わるもんか」とオチを付けた。なお、サッチャー自身も退陣後に自由民主党を死んだオウムと例えて批判している(これは自由民主党のマスコットがオウムであるため)。 パイソンズ最後のライブ『モンティ・パイソン 復活ライブ!』(2014年)では直前のスケッチ「スパム」から直接リンクされ、スケッチとしては最後の演目となった。内容は途中から「死んだオウム」と同様にクリーズとペイリンが演じた『チーズ・ショップ・スケッチ』に移行する演出がなされていた。公演の最終日には、クリーズがオウムが死んでいることを主張する長台詞の部分に「こいつはチャップマン医師に会いに行ったんだ」との粋な台詞を追加しており、その際ペイリンは頭上に向かって親指を立てた。
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