その他の曹操の親族
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曹騰(そう とう、字・季興) 声:野沢那智 曹操の祖父。中常侍と呼ばれる高級宦官であり、跡継ぎのために曹嵩を養子とした。以前は霊帝に仕えており、霊帝からは自らの祖父であるかのように慕われている。宮中を退いた後は悠々自適の身となり、幼い曹操の才覚を見抜き、生きがいとした。普段は好々爺として過ごすが、曹操を敵として付け狙う張譲に対しては、高位の宦官に登ったころの顔をむき出しにした。 曹嵩(そう すう、字・巨高) 声:家中宏 曹操の実父。中常侍・曹騰の養子となる。幼少期の曹操からは「教養と能力があるから高い役職につくべき」と尊敬を受ける。曹騰には気概がないと評されるものの、逆に自身も浮世離れした曹騰の考えと発言に呆れている。何をしでかすか分からない曹操に手を焼き心配している。後に兗州牧となった曹操に自領に招かれるが、その途中で賊の襲撃に遭い殺害された。 白蓮(びゃくれん) 声:百々麻子 曹操の実母で曹嵩の妻。奔放な若き曹操の事を心配していたが、一方で信頼している面を窺わせる。 丁美湖(てい みこ) 声:遠藤綾 曹操の許婚で、正室となる。強気で素直になれない性格。何かと奔放な曹操の事を気にかけている。我が子のように可愛がっていた曹昂の死をきっかけに曹操のもとを離れる。 環霖明(かん りんめい) 曹操の第五夫人。卞玲瓏の側にいることでその器の大きさを感じ取り、彼女には敵わないと感じている。新たに夫人となった趙翠湍(ちょう すいたん)をどう見ても田舎者と不快に思っていた。 甄姚(しん よう) 曹丕の正室。元は袁煕の室。曹丕よりも5歳年上。官渡の戦いの後、落城する袁家の城から初陣の曹丕が奪っていく。実は曹操にも狙われていた。のちに曹植も彼女の運命に同情し、そして惹かれていった。 曹叡(そう えい、字・元仲) 曹丕と甄姚の息子で、曹操の孫。曹操に娘の桃華(とうか)と間違えられた。 曹節(そう せつ) 曹操の娘。曹操によく似ている。献帝の後宮に姉の曹憲、妹の曹華とともに貴人として迎えられる。頭の中は曹操の話でいっぱいである。献帝と気が合い、後に伏皇后に代わり彼の正室となった。 当時の「曹操という時代」を代表する存在として位置づけられ、王欣太自身、何晏と並んで「はずせない」存在と語っている。 曹安民(そう あんみん) 声:松田佑貴 曹操の甥。曹昂と仲が良かった。宛城で張繡軍の急襲に遭った際には典韋とともに防戦するが、そこで戦死した。 曹泰(そう たい) 曹仁の長子。樊城攻防戦で登場。その姿は若き日の曹仁によく似ている。
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