すずらんの里駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 13:47 UTC 版)
すずらんの里駅 | |
---|---|
![]()
駅外観(2021年6月)
|
|
すずらんのさと Suzurannosato |
|
◄CO 53 富士見 (3.2 km)
(1.9 km) 青柳 CO 55►
|
|
所在地 | 長野県諏訪郡富士見町富士見[1] |
駅番号 | CO54 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 | 186.1 km(東京起点) |
電報略号 | スサ[1] |
駅構造 | 地上駅(盛土上) |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
357人/日(降車客含まず) -2011年- |
開業年月日 | 1985年(昭和60年)10月31日[1] |
備考 |
すずらんの里駅(すずらんのさとえき)は、長野県諏訪郡富士見町富士見にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。
概要
当駅の近隣に事業所を持つセイコーエプソン株式会社が、事業所へのアクセス確保と、鉄道の有効利用を目的に設置を希望し、設置費用約2億円を負担して1985年(昭和60年)10月に完成した駅である[1]。
「すずらんの里」という駅名も要請により付けられたものである[1]が、当時の国鉄としては特異なものであり、物議を醸した。由来は、地元入笠高原の別名「すずらん高原」である。
歴史
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[4]。
- 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入される[5]。
- 2017年(平成29年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[6]。
- 2025年(令和7年)2月:駅番号にCO 54を設定[7]。
駅構造
相対式ホーム2面2線をもつ地上駅である[1]。ホームは盛土上に設置されており、線路両脇に各ホームへあがるための階段が設置されている。勾配の途中にある。
茅野駅管理の無人駅である。自動券売機の設置がないため、乗車券の購入はできないが、簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機が各ホームに設置されている。開業以来無人駅だが、毎年8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会および9月第一土曜日の全国新作花火競技大会開催時のみ社員による臨時発売がある。
各ホームには待合所が設けられており、また、特急列車が高速で通過するため、電車接近表示機が設置されている。さらに、JR東日本長野支社の無人駅では珍しく、発車ベルが備え付けられている。このほか、駐車場が整備されており、駐車場脇にはトイレが設置されている。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
西側 | ![]() |
下り | 上諏訪・塩尻・松本方面[8] |
東側 | 上り | 小淵沢・甲府・新宿方面[8] |
※案内上の番線番号は設定されていない。
-
下り方面乗り場(2021年7月)
-
上り方面乗り場(2021年7月)
-
下り線改札口(2021年6月)
-
上り線改札口(2021年6月)
-
ホーム(2021年6月)
利用状況
2007年度(平成19年度)、2009年度(平成21年度)- 2011年度(平成23年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2007年(平成19年) | 329 | [1] |
2009年(平成21年) | 341 | |
2010年(平成22年) | 348 | [9] |
2011年(平成23年) | 357 | [10] |
駅周辺
駅周辺には国道20号が通り、御射山神戸(みさやまごうど、単に神戸とも)という集落がある。近辺に中央自動車道諏訪南インターチェンジがあるため、交通量は多い。当駅の開業でセイコーエプソンの富士見・諏訪南両事業所へのアクセスは飛躍的に向上した。
周辺には、これらのほかに、カゴメの工場や富士見パノラマリゾートなどがある。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、66頁。ISBN 9784784071647。
- ^ 「中央東線富士見-青柳間 10月開業へ新駅起工式」『交通新聞』交通協力会、1984年7月12日、2面。
- ^ 「通報 ●中央本線すずらんの里駅の開業について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年10月3日、2面。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ 『Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日。オリジナルの2019年2月14日時点におけるアーカイブ 。2020年3月24日閲覧。
- ^ 『Suicaをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2016年12月2日。オリジナルの2019年3月27日時点におけるアーカイブ 。2020年3月24日閲覧。
- ^ 『JR東日本長野支社管内へ「駅ナンバリング」を拡大します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道長野支社、2024年12月13日。オリジナルの2024年12月13日時点におけるアーカイブ 。2024年12月16日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(すずらんの里駅)”. 東日本旅客鉄道. 2025年5月26日閲覧。
- ^ 長野県統計書(平成22年版)(2015年2月13日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 長野県統計書(平成23年版)(2015年2月13日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(すずらんの里駅):JR東日本
固有名詞の分類
- すずらんの里駅のページへのリンク