東塩尻信号場とは? わかりやすく解説

東塩尻信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 03:23 UTC 版)

東塩尻信号場
跡地(2019年4月)
ひがししおじり
Higashi-Shiojiri
小野 (4.9 km)
(5.0 km) 塩尻
北はみどり湖駅
所在地 長野県塩尻市上西条
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 中央本線(辰野支線)
キロ程 22.7 km(岡谷起点)
東京から233.1 km
電報略号 ヒリ[1]
駅構造 地上駅
開業年月日 1939年昭和14年)7月1日[2]
廃止年月日 1983年(昭和58年)10月12日[2]
備考 標高811.7 m[1]
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東塩尻信号場(ひがししおじりしんごうじょう)は、かつて長野県塩尻市に存在した日本国有鉄道(国鉄)中央本線信号場仮乗降場である[1]

歴史

1906年明治39年)6月11日小野 - 塩尻間開通後、1939年昭和14年)に輸送力増強のためスイッチバック式の信号場を設置した[1]

設置から10年後に、東塩尻地区の住民の利便性をはかるため、信号場のまま仮乗降場扱いで旅客扱いも行うようになり(地図では「東塩尻駅」として掲載)、乗車券の発売も行っていたが、営業キロの設定はなかった[1]。通常の臨時駅・仮乗降場同様に、塩尻方へは小野駅からの、小野方へは塩尻駅からの、それぞれ営業キロを適用し運賃を計算した。

1983年(昭和58年)7月、みどり湖塩嶺トンネル)経由の新ルート開業、在来区間(辰野経由)の支線化に伴い、信号場の北東の新線上に開業したみどり湖駅にその役割を譲り同年10月に廃止された[1]

現在も跡地には線路やホームの遺構、駅名標の架かっていた枠が残されている。

年表

構造

スイッチバック式で着発線が2線あったが、ホームは短く1両分程度の長さしかなかった[1]。しかし停車列車はすべてのドアを開けるため、乗車位置によってはホームが無く、地面から直接乗降する必要があった。辰野方にトンネルがある。

交通アクセス

隣の駅

日本国有鉄道
中央本線
小野駅 - 東塩尻信号場 - 塩尻駅

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、69頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d e f g h 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、192頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目





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