西の里信号場とは? わかりやすく解説

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西の里信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 13:13 UTC 版)

西の里信号場(2代)
信号場風景(2004年10月)
にしのさと
Nishinosato
H07 北広島 (3.8 km)
(4.2 km) 上野幌 H06
所在地 北海道北広島市西の里
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 千歳線
キロ程 44.4 km(沼ノ端起点)
電報略号 ニノ
駅構造 地上
ホーム 2線(乗降設備なし)
開業年月日 1992年平成4年)7月1日[1]
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西の里信号場(初代)
にしのさと
Nishinosato
上野幌 (4.3 km)
(5.2 km) 北広島
所在地 北海道札幌郡広島町西の里
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 千歳線
キロ程 17.6 km(苗穂起点)
駅構造 地上
開業年月日 1961年昭和36年)1月14日
廃止年月日 1973年(昭和48年)9月10日
備考 出典:[2]
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西の里信号場(にしのさとしんごうじょう)は、北海道北広島市にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線信号場である。なお、千歳線が現ルートとなる1973年(昭和43年)まで、当信号場付近の旧線にも同名の信号場が存在していた。本項目ではこの信号場についても記述する。

歴史

初代の信号場は、上野幌駅(初代) - 北広島駅間が9.5 kmと当時の千歳線では最も駅間が長かったことから、1961年(昭和36年)に輸送力増強の一環として設置された。複線の新線への移行に伴い廃止された[3]

一方で現在の信号場は、旧信号場のやや南の地点に設置されており、新千歳空港駅開業などによる千歳線の列車本数増加に伴い、途中で列車の追い抜きを可能にするために設置された信号場である[4][3]

年表

初代信号場

2代目信号場

構造

2016年(平成28年)頃に副本線の使用を停止・撤去してからは、単なる閉塞境界としてのみ機能している[3]

設置当初は上下線とも本線・副本線が1本ずつで、両方向で列車待避が可能であった。上り線用と下り線用の副本線の有効長が大きく異なり、特に上り線は6両分の有効長しかなかった[3]

初代信号場は2線を有する単純な構造の信号場であった[3]

周辺

西側は森林地帯が広がる。北側は工業地区、東側は住宅地になっているが、信号場付近は木に囲まれているため、列車の中から確認するのは難しい。

隣の施設

北海道旅客鉄道(JR北海道)
千歳線
北広島駅 (H07) - (西の里信号場) - 上野幌駅 (H06)

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、835頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、221頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d e f 早川, 淳一「千歳線の歴史を巡る10のエピソード」『鉄道ピクトリアル』第74巻第6号、電気車研究会、2024年6月1日、60-71頁、ISSN 0040-4047 
  4. ^ 石黒, 俊昭「施工記録 札幌都市圏における輸送施設整備」『日本鉄道施設協会誌 = The journal of Japan Railway Civil Engineering Association』第28巻第10号、日本鉄道施設協会、1990年10月、42-59頁、doi:10.11501/32553392023年3月25日閲覧 
  5. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、837頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

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