二見中央仮乗降場とは? わかりやすく解説

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二見中央仮乗降場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 13:31 UTC 版)

二見中央仮乗降場
ふたみちゅうおう
Futami-Chūō
卯原内 (3.6 km)
(1.9 km) 二見ヶ岡
所在地 北海道網走市字二見ヶ岡
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 湧網線
キロ程 80.2 km(中湧別起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)5月1日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)3月20日[1]
備考 湧網線廃線に伴い廃駅
距離は実キロ
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1977年の二見中央仮乗降場と周囲約500m範囲。右が網走方面。能取湖畔南東の畑作地帯にある。後年は待合室がホーム横に設けられていたが、この写真では見当たらない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

二見中央仮乗降場(ふたみちゅうおうかりじょうこうじょう)は、かつて北海道網走支庁網走市字二見ヶ岡に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)湧網線仮乗降場廃駅)である。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃駅となった[1]

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)3月3日改正時点で、下り1本上り1本[2])。

歴史

駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(網走方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[3]

廃止時まで仮乗降場であり、無人駅であった。ホームは網走方にスロープを有し、[3]駅施設外に連絡していた。駅名標は「ふたみちゅうお」と、「う」が抜け落ちた物が長らく使用されていた。

駅名の由来

当仮乗降場の所在地、「二見ヶ岡」の「中央」に位置していたことから[4]

駅周辺

駅跡

2011年(平成23年)時点では、鉄道関連の遺構は何も残っていない[6]

当仮乗降場跡附近の線路跡は、北海道道1087号網走常呂自転車道線として自転車歩行者専用道路に再利用されていた[6]

隣の駅

日本国有鉄道
湧網線
卯原内駅 - 二見中央仮乗降場 - 二見ヶ岡駅

脚注

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、916頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、216頁。ISBN 978-4893915498 
  3. ^ a b 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、152頁。ISBN 978-4894536197 
  4. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、170頁。ISBN 978-4893915498 
  5. ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、46頁。 
  6. ^ a b 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、107頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目




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