興生沢仮乗降場とは? わかりやすく解説

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興生沢仮乗降場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 17:09 UTC 版)

興生沢仮乗降場
こうせいざわ
Kōseizawa
堺橋仮乗降場 (1.9 km)
(2.3 km) 知来
所在地 北海道常呂郡佐呂間町字知来
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 湧網線
キロ程 33.7 km(中湧別起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年昭和30年)12月25日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月20日[1]
備考 湧網線廃線に伴い廃駅
距離は実キロ
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1977年の興生沢仮乗降場と周囲約500m範囲。右が網走方面。中央左上から下の佐呂間別川に注いでいるのが東興生沢。佐呂間側に整備前の道道103号の踏切があり、待合室はホーム中央横に見える。周囲は山間の田園地帯。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

興生沢仮乗降場(こうせいざわかりじょうこうじょう)は、かつて北海道網走支庁常呂郡佐呂間町字知来に存在した、日本国有鉄道(国鉄)湧網線仮乗降場廃駅)である。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃止された[1]

歴史

駅構造

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(網走方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[2]

廃止時まで仮乗降場であり、無人駅となっていた。駅舎は無かったが、ホーム中央部分に高床式の待合所を有していた[2]。ホームは中湧別方にスロープを有し[2]、駅施設外に連絡していた。

駅名の由来

当地に入植した実習生が当地附近のを興して皆で生きよう、という意味で付けた名に由来する[3]

駅周辺

駅跡

2011年(平成23年)時点では駅の設置場所は確認できたが、更地となり、何も残っていない[5]

隣の駅

日本国有鉄道
湧網線
佐呂間駅 - (堺橋仮乗降場) - 興生沢仮乗降場 - 知来駅

脚注

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、915頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、177頁。ISBN 978-4894536197 
  3. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、169頁。ISBN 978-4893915498 
  4. ^ 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、19頁。 
  5. ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、103頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目




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