繰延税金資産
別名:繰り延べ税金資産、DTA
英語:deferred tax asset
税効果会計の適用によって計上される貸借対照表上の資産勘定の1つ。
繰延税金資産は、貸倒引当金のような費用の先取り勘定について、企業の算出した額と税務上認められる額との差額に対する課税額である。
繰延税金資産は、費用の先取り勘定として組み入れた企業が倒産した場合など、実際に損失が発生した場合には還付される。
2011年の税制改正により、法人税の税率が5%引き下げられた。これにより、当期の新たな繰延税金資産の算出とともに、既存の繰延税金資産についても改めて算出しなければならない。税率の引き下げは、実際に損失が発生した場合に還付される金額が減少するため、繰延税金資産の一部を取り崩す必要が発生する。その結果、当期純利益を押し下げる要因の1つになる可能性がある。
くりのべぜいきん‐しさん【繰延税金資産】
繰延税金資産
繰延税金資産
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