基本計画(きほんけいかく)
基本計画は、基本法にもとづいて策定される。基本法は、多くはその条文の中で、「基本計画」を定めることを決めている。基本計画は、閣議で決定される。
基本計画とは、基本法にもとづく政府のアクションプログラムである。政府が今後どのような政策を実施していくかが、理念も含めて大まかに決められる。
基本計画を策定するのは、おもには、その基本法の管轄を担当する省庁である。ふつうは、基本法などで審議会の設置が盛り込まれているので、審議会が計画案を答申する。このさいには関係省庁との折り合いをつける。計画案はさらに閣議に付され、最終的に、閣議決定で基本計画を定める。
基本計画に盛り込まれたことは、その後、個別事業として具体化される。この個別事業が予算編成のときに予算をつけられて、実行に移される。必要に応じて、個別事業別の法律も制定される。
ちなみに、基本法とは、国全体の政策目標を定める法律である。教育基本法、原子力基本法、農業基本法、災害対策基本法、中小企業基本法、林業基本法など、いろいろある。最近では、科学技術基本法、循環型社会形成推進基本法、IT基本法などが策定されている。
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(2000.12.12更新)
基本計画
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