きな粉の栄養
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:59 UTC 版)
きな粉には多くの蛋白質が含まれている。また、大豆オリゴ糖により善玉菌を増加させ、食物繊維も多く含み、便を軟化させる栄養素(食物繊維)を持つため、便秘改善に役立つ。また、粉にすることで消化が良くなり、大豆の栄養素を効率的に摂取できる。他にもカルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルも多く含まれている。前述のオリゴ糖の働きを上げるため乳製品(主にヨーグルト製品)を同時に摂取すると効率が良く、その利便性から、2015年頃からプロスポーツ選手も牛乳に溶かすなどして、よく摂取している。 2012年頃から続く健康食品ブームで、黒豆から作られるきな粉が人気である。黒豆には抗酸化物質のアントシアンが含まれている。アントシアンには活性酸素を自らが犠牲になって吸収・還元する作用が期待されている。ただし、ガンを筆頭に、糖尿病などの生活習慣病の予防効果があると謳(うた)われている点については、医学的な裏付けはされていない。また、黒ゴマや抹茶の配合されたきな粉など、さまざまな種類が販売されている。
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