からむし織りのはた音
●よく聞ける時期 ●寄りみち |
昭和村には、本州唯一のからむし栽培地として六百有余年にもわたる歴史があり、以前はからむし織の機織りの音は村内各農家から聞こえていた。昔から「からむしは絶やすな」と言い継がれている。からむし(苧麻または青苧)とはイラクサ科の多年草で、茎の皮から繊維をとり、手仕事で糸をつくる。 各農家からの機織りの音は少なくなったが、「からむし会館」などの施設で織子や全国から集まった織姫たちが作業しているので、機織りの音はいつでも聞くことができる。 奥会津の山里の四季折々の風光の中で、古代布からむし織の「カラカラ、トントン…」という悠久のリズム音が今日も静かに響いている。 |
列車・バス=JR只見線会津川口駅からバスで約40分。または東武、会津鉄道会津田島駅からバス(5月1日〜10月31日まで)で約40分。 |
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