るり渓とは? わかりやすく解説

るり渓

京都府園部町

●よく聞ける時期
1年中、いつでも

●よく聞けるところ
鳴瀑、双龍淵、弾琴泉、千幻瀑などの名称がついているところ。

寄りみち
少し京都方面戻り亀岡市訪れてみよう。明智光秀天正7年(1579)に亀山城築いた地である。往時面影を今も町並み残し市内には神社仏閣が多い。また、京都嵐山とを結ぶ保津川の舟下り出発点でもある。

 園部町は、京都駅から嵯峨野揺られたところ。保津川流れを見ながら、山合いを西に向かって進んで行く車窓趣がある

 園部駅からさらに南西向かったところにある緑豊かなキロにわたる渓谷は「るり渓」と呼ばれ、その名は宝石瑠璃にちなんつけられたという。

 奇石巨岩が鳴瀑、双龍淵などのビュースポットを形成し渓流の音は機織り汽車、琴、鼓、風のような音に聞こえてくる。また、野鳥さえずり虫の声重なり合って、さらにオリジナル音風景が作り出されている。

 約4キロわたって演出される渓流野鳥和音は、壮大な楽器音色とも受けとれる。るり渓

アクセス

列車JR嵯峨野線園部駅からタクシーで約25分。
バスJR園部駅前(東口)から京都交通バスで奥るり渓(終点)まで約30分。*日曜祝日のみ運行冬期休業12月上旬から3月中旬
マイカー京都方面京都自動車道園部ICから約20分。(京都市内から約35キロ)。
阪神方面国道173号綾部方面進み、はらがたわトンネル出てすぐ右折で約5分。(川西市から約25キロ)。

問合せ先
園部町都市活性観光係・京都府船井郡園部町上本町南2−8、0771・63・5007


るり渓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 07:51 UTC 版)

るり渓の名勝「鳴瀑」(渓谷の下流に位置する)

るり渓(るりけい)[1]は、京都府南丹市園部町大河内に位置し、大堰川支流、園部川が流れる全長4kmの渓谷である。1932年に国の名勝に指定され、府立自然公園にも指定されている[2]日本の音風景100選にも選定されている。

もとは「滑(なめら)」と呼ばれていたが、1905年(明治38年)に当時の船井郡長であった三宅樅陰(みやけしょういん)と埴生小学校校長であった竹内源太郎が訪れた際に、その景色の美しさに感動した三宅が改めて「琉璃渓」と命名したもの[3]。竹内はその後「るり狂」と呼ばれるほど琉璃渓に魅了され、名勝指定に向けた国の調査にも協力した[4]

名前の由来は渓谷上部にある通天湖から流れ出る清流が、光の反射によって瑠璃色輝石のように見えることに因む。また、さらに奥に行くと深山があり、ハイキングが楽しめる。

地質流紋岩で、浸蝕による奇岩が多く見られ、瀑布が点在する。十二勝と呼ばれる12の名所があり、錦繍巌、双龍渕、渇蚪澗、座禅石、水晶簾などの漢詩的な名称が付けられている。紅葉の名所としても知られ、大阪や京都近郊の行楽地として人気がある。

十二勝

  • 鳴瀑(めいばく)
  • 掃雲峰(そううんぽう)
  • 錦繍巌(きんしゅうがん)
  • 座禅石(ざぜんせき)
  • 螮蝀泉(たいとうせん)
  • 渇虯澗(かっきゅうかん)
  • 双龍淵(そうりゅうえん)
  • 玉走盤(ぎょくそうばん)
  • 水晶廉(すいしょうれん)
  • 爛柯石(らんかせき)
  • 會仙巖(かんせんがん)
  • 通天湖(つうてんこ)

脚注

  1. ^ 本来は琉璃渓または瑠璃渓と漢字で表記するものであるが、近年はるり渓という表記も多くみられる。
  2. ^ 京都府立るり渓自然公園”. www.pref.kyoto.jp. 2018年10月10日閲覧。
  3. ^ 「丹波偉人伝心 1」『京都新聞』2023年10月26日。
  4. ^ 「丹波偉人伝心 2」『京都新聞』2023年11月2日。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度2分8.94秒 東経135度24分16.59秒 / 北緯35.0358167度 東経135.4046083度 / 35.0358167; 135.4046083




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