かび毒とは? わかりやすく解説

かび毒

一部のかびが穀類などの農産物食品等に付着増殖して産生する有害な化学物質天然毒素)で、「マイコトキシン」ともいいます一般に、かび毒は耐熱性があることから、加工調理段階多く低減望めないため、農作物生産乾燥貯蔵などの段階で、かびの増殖やかび毒の産生防止することが重要です。湿潤かつ温暖なわが国では、かびの生育適していることから、気象条件農作物不適切生産取扱い方法によってはかび毒を産生する可能性あります。かび毒の例としては、アフラトキシン類、パツリンデオキシニバレノ ールオクラトキシンAなどがあります

マイコトキシン

(かび毒 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 18:46 UTC 版)

マイコトキシン (Mycotoxin) とは、カビ二次代謝産物として産生されるの総称である[1]ヒト家畜などに対して、急性もしくは慢性の生理的あるいは病理的障害を与える物質。現在、300種類以上のマイコトキシンが報告されており、アスペルギルス (Aspergillus) 属、ペニシリウム (Penicillium) 属、フザリウム (Fusarium) 属の3属により産生されるものがほとんどである。


  1. ^ a b 食べものについて知っておきたいこと サイト:食品安全委員会 p.19
  2. ^ 川本伸一「技術解説: 食品安全分野における研究」『食品と技術』、独立行政法人 農研機構 食品総合研究所、2009年2月、2010年11月18日閲覧 
  3. ^ 鈴木孝昌, 小原有弘 ほか、バルカン腎症の原因物質としてのアリストロキア酸およびオクラトキシンA 日本環境変異原学会大会プログラム・要旨集 (38), 140, 2009-11-06, NAID 110007522299
  4. ^ 佐々木美香、斉藤貢一、渡邉みどり ほか、LC/UVによる液状調味料中シクロピアゾン酸の定量 『日本食品化学学会誌』 2015年 22巻 3号 p.163-169, doi:10.18891/jjfcs.22.3_163, NAID 110010022699


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