かぶきにゃんたろう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 23:56 UTC 版)
かぶきにゃんたろう(ラテン文字表記:Kabukinyantaro)は、サンリオでデザインされたキャラクター。デザイナーは奥村心雪。
歌舞伎で有名の松竹との共同開発キャラクターで珍しく幸運を呼ぶとも言われるオスの三毛猫である[1]。
サンリオのマスコットキャラクターは2016年デビューの愛知銀行の「リトルラヴィン」以来である。
かぶきにゃんたろう | |
---|---|
モチーフ | ネコ |
発売年 | 2017年 |
デザイナー | 奥村小雪[2] |
キャラクター大賞順位 | 25位 (第38〜39回) |
愛称 | にゃんたろう |
出演 | サンリオピューロランド KAWAII KABUKI〜ハローキティ一座の桃太郎~ (映像出演) ファンファンキティ! (14話〜17話) |
誕生日 | 7月12日 |
備考 | 新人賞 (第33回)[3] |
公式サイト | かぶきにゃんたろう|サンリオ 公式ホームページ |
かぶきにゃんたろう | |
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モチーフ | 三毛猫 (ネコ) 、歌舞伎 |
デザイン | 奥村小雪 |
指定日 | 2017年4月29日 |
指定者 | 松竹株式会社 株式会社サンリオ |
性別 | 男の子 |
公式サイト | かぶきにゃんたろう|サンリオ 公式ホームページ |
概要
2017年4月29日に「ニコニコ超会議 2017」の松竹ブースでデビューする[4]。
デザインされる前、歌舞伎をより身近に親しんでもらう為に松竹の担当者武中雅人がデザイナーの奥村心雪に歌舞伎座のキャラクターを作れないかと相談すると過去制作したイラストの中で猫のキャラクターへ良い反応をもらい、「過去、三代目の歌舞伎座に猫が住みついていたことがある」ということもあり、猫のキャラクターになったという[5]。
同年7月12日、にゃんたろうの誕生日に公式Twitterを開設。
2017年11月22日、「松竹の歌舞伎を応援するアンバサダー」として歌舞伎にゃんバサダーに就任した[6]。
同月24日には、グッズデビューとしてぬいぐるみ等が発売された。
2018年3月10日から、サンリオピューロランドのミュージカルショー「KAWAII KABUKI〜ハローキティ一座の桃太郎」に映像出演をしている[7]。
同年7月12日〜15日には、パペットで初となるグリーティングイベントが歌舞伎座の木挽町広場にて行われた[8]。
2018年12月7日には、サンリオピューロランドで開催された「SANRIO THANKS PARTY2018」にてライブキャラクターがお披露目された。
キャラクター
※設定は変更されることがある。この設定は2025年現在のもので、過去の資料とは異なる可能性がある。

- 名前:にゃんたろう
- とても珍しく幸運を呼ぶとも言われている三毛猫の男の子[1]。
- 歌舞伎衣裳のたすきのような首輪を付けている。にゃんたろうが歩くと首の鈴の音が鳴る[1]。
- 誕生日:7月12日[1]
- 性格:好奇心旺盛でやんちゃ[5]
- 好物:アイスもにゃか(アイスもなか)[1]
- 特技:歌舞伎のせりふ回し。ただしあまり披露しない[1]
- チャームポイント:背中のハートマークとピンクの肉球[9]
- 夢:歌舞伎の舞台に上がること[1]
- 担当声優:芽衣[10]
国立劇場の定式幕。かぶきにゃんたろうにも使われている黒、柿、萌葱の三色
デザインは「配色で定式幕を表現すること」と「弁慶がつけているような大きなタスキ」で歌舞伎らしさを表現[5]。「(歌舞伎の)衣裳を着せてしまうと猫らしさがなくなってしまう」[5]ためこのような形で歌舞伎を表現することにした。
サンリオキャラクター大賞の順位
『いちご新聞』の読者投票企画『サンリオキャラクター大賞』には2018年より参戦している。
歴代最高順位は、第38回(2023年)の25位である。
第33回(2018年)は、まるもふびよりやこぎみゅん、ミュークルドリーミーと共に「新人賞」を受賞した[8]。
また、いちご新聞では人気があり、20位以内に食い込んでいる時もある。
コロナ関連によるサンリオショップの臨時休業が相次ぎ、思うようにサンリオショップ店頭からの投票(チップde投票)が出来なかったため、サンリオキャラクター大賞終了後の6月12日から30日にかけて、スピンアウト企画の 「チップde投票リターンズ」がサンリオショップ各店舗で開催された[11]。この回の票は、公式にはサンリオキャラクター大賞本戦の結果には反映されない)。
サンリオキャラクター大賞 | いちご新聞ランキング | |
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2018年 | 42位 | 32位[12] |
2019年 | 30位 | 18位[13] |
2020年 | 35位 | 20位[14] |
2021年 | 32位 | 17位[15] |
2022年 | 26位 | 16位[16] |
2023年 | 25位 | |
2024年 | 25位 | |
2025年 | 27位 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g “ごあいさつ - かぶきにゃんたろう” (jp) (2018年11月20日). 2025年9月23日閲覧。
- ^ かぶきにゃんたろう 5th Anniversary
- ^ かぶきにゃんたろう かわら版 弐号 (PDF)
- ^ Inc, Nikkei (2017年4月25日). “松竹とサンリオ、歌舞伎のPRキャラクター「かぶきにゃんたろう」を共同開発”. 日本経済新聞. 2025年9月24日閲覧。
- ^ a b c d “かぶきにゃんたろう 5th Anniversary”. かぶきにゃんたろう 5th Anniversary. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “歌舞伎を応援する「かぶきにゃんバサダー」誕生|歌舞伎美人”. 歌舞伎美人. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “KAWAII KABUKI~ハローキティ一座の桃太郎~ | サンリオピューロランド”. www.puroland.jp. 2022年10月9日閲覧。
- ^ a b “かぶきにゃんたろう、初のグリーティングイベントのお知らせ|歌舞伎美人”. 歌舞伎美人. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “かぶきにゃんたろう | キャラクター | サンリオピューロランド”. www.puroland.jp. 2022年10月9日閲覧。
- ^ 「ファンファンキティ!」17話のスタッフクレジットより。
- ^ “2020年サンリオキャラクター大賞スピンアウト企画 チップde投票リターンズ開催☆ | ニュース・イベント | サンリオ”. web.archive.org (2020年6月26日). 2022年10月9日閲覧。
- ^ 『いちご新聞2018年9月号』いちご新聞編集局、2018年8月10日、8頁。
- ^ 『いちご新聞2019年8月号』いちご新聞編集局、2019年7月10日、8頁。
- ^ 『いちご新聞2020年8月号』いちご新聞編集局、2020年7月10日、8頁。
- ^ 『いちご新聞2021年8月号』いちご新聞編集局、2021年7月10日、8,24-25頁。
- ^ 『iいちご新聞2022年8月号』いちご新聞編集局、2022年7月10日、8,23頁。
関連項目
- シナモロール:同じ担当デザイナーのキャラクター。キャラクター同士でも深い関わりがあり、2022年6月25日には各キャラの周年を記念してコラボレーションが実現した[関連項目 1]。
- サンリオキャラクター
関連項目の脚注
- ^ “シナモロール20周年とかぶきにゃんたろう5周年を記念して初のコラボレーションが実現! - かぶきにゃんたろう” (jp). かぶきにゃんたろう - 平成二十九年にデビュー。 同年十一月には歌舞伎座支配人より「歌舞伎にゃんバサダー」の称号を授与された。 今後の活躍に乞うご期待だにゃん! (2022年6月25日). 2022年10月9日閲覧。
外部リンク
- ほーむ -かぶきにゃんたろう (スペシャルサイト)
- かぶきにゃんたろう 5th Anniversary(5周年記念特設サイト)
- かぶきにゃんたろう|サンリオ(サンリオ公式ページ)
- かぶきにゃんたろう【公式】 (公式Twitter)
- かぶきにゃんたろう (松竹公式ページ)
- かぶきにゃんたろう|キャラクター|サンリオピューロランド (ピューロランド公式ページ)
かぶきにゃんたろう(2017年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 07:08 UTC 版)
「サンリオキャラクター」の記事における「かぶきにゃんたろう(2017年)」の解説
松竹との共同開発キャラクター。珍しいオスの三毛猫がモチーフ。サンリオピューロランドのミュージカルに出演している。また、サンリオキャラクター大賞にも参戦している。誕生日は7月12日。
※この「かぶきにゃんたろう(2017年)」の解説は、「サンリオキャラクター」の解説の一部です。
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