ヲマル
小丸
姓 | 読み方 |
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小丸 | おまる |
おまる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 23:13 UTC 版)
おまる(御虎子)とは、幼児が使用する小型のポータブルトイレである。おむつが取れた後、一般のトイレで用が足せるようになるまでの間に用いられる中継的存在で、トイレットトレーニングなどの家庭教育(躾)にも利用される。大小便・男女兼用。主に2歳頃から5歳頃まで使用されることが多い。 汲み取り式便所では、排泄時に誤って便槽に落ちてしまう恐れがあるため、幼児が安全に排泄できるよう作られたとされる。しかし最近では汲み取り式便所より洋式の水洗式便所の家庭や施設が多いため、排泄後の流す訓練や排泄後に片づける手間がないといった点からトイレットトレーニングにおいておまるをとばして一般の洋式トイレで補助便座を使って行うケースや幼児用便器を使って行うケースも出てきており、おまるの存在意義が薄れつつある。だが幼児にとっては、慣れ親しんだ部屋で排泄できるので安らぎを得たり、踏み台などを使わなくても床に足がつくので安定した姿勢で排泄が行えるというメリットがある。 幼児がまたがって使用する形の物と、腰掛けて使用する形の物が存在するが、またがって使用する形が一般的。構造としては、汚物受け(便槽)と本体が分離した物と、それらが一体化した物が存在する。男女兼用型ではあるが、男の子向けデザインと女の子向けデザイン、男女兼用型デザインがある。2000年代の日本ではサンリオやアンパンマン・スヌーピーなどの幼児層に人気のあるキャラクターグッズをあしらった製品が主流であるが、かつては動物をあしらった物(代表としてアヒル、白鳥)が主流であった。その他に洋式便器のミニチュア版や男の子用に小便器をかたどった物も存在する。 いきむためや体を固定し易く安定感が得られるように、ハンドル(握り棒)を持つ製品が主流で、このハンドル部分にも様々な形状の製品が多く、また幼児が排泄中にその行為に飽きないよう、玩具としての機能を持つ製品も見られる。
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