うんち教室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 10:23 UTC 版)
研究所の活動の目玉の一つが「うんち教室」である。これは各地の小学校で低学年の生徒向けに行われ、トイレの正しい使い方やマナー、大便の知識、排便の大切さなどを子供たちに教える。同様の活動は日本トイレ協会時代で1998年(平成10年)から「学校トイレ出前教室」として行われており、2007年(平成19年)に王子ネピアの協賛のもと、授業内容が確立され、トイレ研究所に引き継がれている。 うんち教室では、研究所代表である加藤篤が、王冠とマント姿で「うんち王子」を名乗り、歌やダンスなどで、子供たちにトイレと排便のことを教える。教材にも、研究所のキャラクターとして、ヨーデル星からやってきたという設定の「ウンコビッチ博士」、女の子の「ブリットニーちゃん」、「ワンワン」ではなく「ウンウン」と吠える犬「ウンコロ犬」、色々な形と状態を表した大便「キラキラうんち」「カチカチうんち」「ドロドロうんち」「ヒョロヒョロうんち」が登場しており、子供たちが楽しく勉強できるよう心がけられている。 2009年4月には、研究所が制作したCD『うんちっち!のうた』も発売された。加藤篤が作詞しており、排便の大切さ、良い便を出すためのコツなどのメッセージが子供らしい言葉で込められており、完成度が非常に高いとの声もある。カップリングには英語バージョンの『Poo‐Poo Song(プープーソング)』も収録され、研究所の「思いが世界に広まってほしい」という願いが込められている。 子供たちからの反響も大きく、「汚い」「臭い」といったマイナスイメージを伴いがちなトイレや大便の重要さを認識し、正しい排便のために食事の好き嫌いもなくなった、など多くの感想が寄せられている。小学校などからも多くの関心を寄せられており、トイレ研究所だけでは対応しきれないほどの盛況となったことで、研究所が指導マニュアルを作成し、養護教員ら向けの「うんち教室研修会」を開催し、指導法を教えるほどに発展している。
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