『YAMATO2520』における設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 10:28 UTC 版)
「波動砲」の記事における「『YAMATO2520』における設定」の解説
『完結編』の217年後を舞台とする本作では、主に地球連邦にて波動砲がほとんどの戦闘艦に標準装備されており、収束・拡散モードの変更機能が基本オプションとなっている。また、従来の波動砲の欠点である著しい機動力の低下が完全に改善されており、巡航速度での恒星間航行時の発射も可能。これは単純に波動エンジンの小型化と出力アップがなされたことに加え、戦闘艦に改良波動エンジンやそれに匹敵するエンジンの複合式が搭載されていることが大きな要因となっている。なお、発射時の対閃光・対ショック姿勢は不要。 発射される波動エネルギー自体にも改良が加えられており、発射時にはプラズマ状態へ加工される。これによって宇宙空間でのタキオン粒子の余分な拡散を心配せず、高密度のエネルギー体の生成が可能になっている。 本作の主役艦である18代宇宙戦艦ヤマト(本編中では「コスモアドベンチャー式スーパー宇宙戦艦YAMATO」)に搭載されている波動砲は、艦体に波動エンジン2基を補助機関とすることで従来の収束・拡散型プラズマ波動砲を、そして敵対関係にあるセイレーン連邦の技術であるモノポールエンジンを主機関とした結果、超波動砲(モノポール砲)やツインノヴァ波動砲(波動エネルギーとモノポールの複合砲)といったそれぞれ3種類の特性の持つ高エネルギー流を使用可能とする特殊性を有するに至っている。 一方、セイレーン連邦にも地球連邦の波動砲に相当する「モノポール砲」という名称の艦首砲を装備した艦が所属・登場している。セイレーン連邦の黎明期メンバーは元々地球人なので波動エネルギー理論について一定の知識は有しており、波動砲装備艦を製作可能な技術水準ではあるが、自身等を迫害した「地球」への憎悪から地球の宇宙進出の礎である波動エンジンに対しても嫌悪感を抱いている。
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