『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 07:40 UTC 版)
「イスカンダル (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での設定」の解説
西暦2199年、謎の敵ガミラスの攻撃で滅亡の危機に瀕した地球へ、イスカンダルからの通信カプセルが落下し、波動エンジンの設計図と自らの星イスカンダルへの正確な座標が記されていた。 実写映画版である『SPACE BATTLESHIP ヤマト』ではアニメ版と大きく設定が異なっており、人類に敵対するガミラスは地球人類より遥かに発達した文明を持つクリスタル状の意識集合体として描かれており、彼らは母星の寿命が近づいているという状況下、遊星爆弾で地球の環境を改造して移住しようとしている種族であり、イスカンダルはそのガミラスという一つの意識集合体の中で、母星と共に滅びることを選んだ側面である。つまりはガミラスとイスカンダルは同一のものであり、自ら「ガミラスとはコインの表と裏のようなもの」と語った。 本作でのガミラスは地球人に憑依して意識を操ることが可能で、イスカンダルも同様の能力を有している。ヤマトクルーがガミラス星に上陸した際に森雪と同化し、ガミラス/デスラーの地球侵攻の理由などを古代進らに伝えた。 また、通信カプセルには放射能除去装置を渡すというメッセージは無かったことが本作の後半で明らかにされており、アニメ版のような大型の機械は登場しない。しかし、イスカンダル自身が放射能の除去や空気中の成分を変えることが可能な能力を有しており、古代進が通信カプセルを回収した際に高濃度放射能に汚染された外気に触れたにもかかわらず、何の影響も見られないことから、艦長の沖田がカプセルの送り主には放射能を無力化する能力がある可能性を見込んだことが始まりである。 劇中、敵のガミラスという名称は地球側が呼称した名であり、自分達はデスラーと名乗った。それと同じく、イスカンダルも地球側が名付けたものとなっている。 アニメ版ではイスカンダル星はガミラス星の隣にあって二重惑星を構成しているが、本作ではガミラス侵攻前の地球のような部分と、ガミラス攻撃後の地球の赤茶けたような部分とが表裏一体になった惑星であり、パンフレットなどでは、前者がイスカンダル星、後者がガミラス星とされている。
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