『聖書』中の訳語としての「黄泉」とは? わかりやすく解説

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『聖書』中の訳語としての「黄泉」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 23:07 UTC 版)

「黄泉」記事における「『聖書』中の訳語としての「黄泉」」の解説

詳細は「地獄 (キリスト教)」を参照新約聖書』中のギリシャ語ハデス」、『旧約聖書』中のヘブライ語シェオル」(en:Sheol)を漢文訳の『聖書』では「黄泉」訳しており、日本語訳聖書においては口語訳聖書では「黄泉」新共同訳聖書では「陰府(よみ)」、新改訳聖書では「ハデス」と訳されている。類語であるギリシャ語の「ゲヘンナ」は地獄訳されることが多く訳し分けなされている。他方日本正教会訳聖書では、ゲヘンナを地獄ルビ:ゲエンナ)、ハデス地獄ルビ:ぢごく)と、ルビ使って訳し分けている。 キリスト教内でも地獄対す捉え方教派神学傾向などによって異なる。地獄訳されることの多いゲヘンナと、黄泉訳されることの多いハデスの間には厳然とした区別があるとする見解と、区別見出すもののそれほど大きな違いとは捉えない見解など、両概念について様々な捉え方がある。 厳然とした区別があるとする見解一例拠れば、ゲヘンナは最後の審判の後に神を信じない者が罰せられる場所、ハデスは死から最後の審判復活までの期間だけ死者受け入れ中立的な場所であるとする。この見解によればハデス時間的に限定されたものであり、この世の終わりにおける人々復活の際にはハデス終焉する。他方別の捉え方もあり、ハデス不信仰な者の魂だけが行く場所であり、正しい者の魂は「永遠住まいにあってキリスト一つにされるとする。 上述した見解例ほどには大きな違いを見出さない見解からは、ゲエンナ(ゲヘンナ)、アドハデース)のいずれも聖書中にある「外の幽暗」(マタイ22:13)、「火の炉」(マタイ13:50)といった名称の数々同様に、罪から抜け出さずにこの世去った霊魂にとって、罪に定められ神の怒り服する場所である事を表示するのであるとされる

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