シェオルとは? わかりやすく解説

シェオル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 13:35 UTC 版)

シェオル(שאול, Sheol)は、ヘブライ語音訳であり、新改訳聖書では「黄泉」の原語である。新改訳聖書の欄外注に記されている。新約聖書ギリシア語は、「ハデス Ἅιδης」「ゲヘナ γεεννα」がこれに相当する原語である。新共同訳聖書「陰府(よみ)」と訳されている。新共同訳聖書では旧約聖書と新約聖書の訳語を統一して、「陰府」が旧約聖書で65回、新約聖書で10回使われている。[1]

  1. 旧約聖書時代は多くの場合、よみは死人のいる所であり、墓を意味した。(創世記37章35節、42章38節、サムエル記第一2章6節、列王記第一2章6節、ヨブ記14章13節)
  2. 天と対照的な所、低い暗いところ。(民数記16章30節、33節、ヨブ記11章8節、詩篇139篇8節)
  3. 悪人の住むところ。(詩篇9篇17節、箴言23章14節)
  4. 新約聖書においては、『新改訳聖書』の定義によれば、「ハデス」は「死者が終末のさばきを待つ中間状態で置かれるところ」で、「ゲヘナ」は「神の究極のさばきにより、罪人が入れられる苦しみの場所」を指す。[2]
  5. 新共同訳聖書』の定義によれば、「死者が集められる場所で、地下にあると思われていた。」とされている。[1]
  6. 新世界訳聖書』では、英語1984年版(日本語1985年版)ではシェオルはハデス、ゲヘナとともにすべての個所で音訳されていたが、英語2013年改訂版(日本語2019年改訂版)ではシェオル、ハデスは「墓」と訳されている。[3]エホバの証人は、シェオルをハデスとを同列に置き、人類共通の墓もしくはその領域と定義される。シェオルとハデスおよびゲヘナにいる死者には意識はなく(伝道 9:5)、死者の希望は体の復活であると見なす。ゲヘナの場合、シェオルやハデスとは異なり復活の希望はない(啓示 20:14)[4]

脚注

参考文献


シェオル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:18 UTC 版)

なるたる」の記事における「シェオル」の解説

涅見子の竜の子。シェオルとは地球そのものであり、シイナ竜の子2匹地球構成している。保持者の意思従い地中通して移動させたり、何もない場所に地中から弾力性のある壁や人の腕など物体自在にくり出すことができる。作中では主に巨大な腕を出現させ、戦闘機撃墜人類一掃など、圧倒的な力を振るった。名称「シェオル」とはヘブライ語「黄泉」の意味

※この「シェオル」の解説は、「なるたる」の解説の一部です。
「シェオル」を含む「なるたる」の記事については、「なるたる」の概要を参照ください。

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